新日本プロレスは5月4日福岡大会で、コロナウィルス感染者が出たとして2名の欠場者が出てしまいましたが、それ以降もシリーズに帯同した全選手を対象にPCR検査を実施した所、新たに7名の選手が新型コロナウイルス陽性判定を受けとの発表がありました。
これは新日本にとっても 業界にとっても大変な事です。
新日本は、これまで業界の盟主として万全の感染対策を実施して 専門家からの評価も高いほど 東京ドーム2連戦規模の収容人数でもクラスターを発生する事も無く 数々のビックマッチを無事に乗り切って来ました。
それが、ここにきて計9名の集団感染。
対策を徹底した上での感染なので、新日本側に非が有る訳では無いですが、こうなってくると今後の大会開催も危ぶまれてくるでしょう。
第一に現在9名の選手が感染している以上は、層が厚い新日本とは言え9名の欠場は痛手でしょうし、集団感染を起こしてしまった団体が、観客を入れて興業を打つ決断を下せるのか?と言う事。
仮に開催したとしても お客さんが安心して来てくれるのか?
イメージ的にもクラスターを起こしてしまった団体と取られかねません
対策を徹底した上での感染なので、クラスターを起こした新日本が悪いとは思わないし 選手達が悪いなんてこれっぽっちも思っていませんが、世間がコロナウィルスに対して敏感になっている時期に、クラスターが発生したと言う事実に対して与える影響が余りにも大きいのではないかと心配な訳です。
現時点では、緊急事態宣言により複数の大会が開催中止になっていますが、今後も各地で興業を打つのならNOAHの様に、2度目の無観客興業に切り替える必要が有るかも知れません。
無観客はイマイチ好きでは無いですが、こうなってくると そうも言ってられないんでしょうね。
プロレス団体は試合をしてナンボですから、ファンとしても例え配信限定になったとしても試合が観られるだけ全然マシですし、選手の元気な姿を見る事で安心するファンも多いでしょうから必要な措置かも知れません。
今回新たに感染した選手達も全員 軽症や無症状と言う事で、そこまでの心配は無い様なのですが、今後新たに他の選手達に感染拡大していかない事を願うばかりです。
現在は9名全員が軽症で済んでいますが、次の感染者が軽症で有る保証は何処にも無いですからね。
ただ一つ 不幸中の幸いと言うか安心したのは、観客を巻き込んでのクラスターでは無かったと言う事。
選手だけが感染して良かったと言う意味では無いですが、観客を巻き込んでのクラスターとなると興業会社としては、それこそ大打撃なので、選手も会社も胸を撫で下ろしているんじゃないでしょうか。
本当に憎きは、コロナウィルス。
早く皆が安心してプロレスを観れる時代に戻って欲しいです。