7月11日に、メキシコ遠征から凱旋したマスター・ワトが、帰国の挨拶をブチ壊した因縁のDOUKIと凱旋帰国を行ないました。
恐らく勝敗に関しては、大方の人がワトの勝利を予想していたと思います。
結果は、その予想通りにワトが勝ちました。
戦前から注目されていたのは、その「勝ち方」でしょう。
観る人によって意見は色々あると思いますが、個人的には悪くなかったと思います。
DOUKIのフィニッシュであるスープレックス・デ・ルナは、ディフェンスしつつも他の攻撃は、ある程度受けて見せ(受けもなかなか良い)
ヤングライオン時代から得意としていた回転延髄斬りを正面から スクリューハイキックの要領で打ち込み反撃すると ミドルキックから軌道を変えてのハイキックにチェンジする ブラジリアンハイキック!
この手の変幻自在の蹴りを使う選手は、新日本に居ないので良い所に目をつけましたね!
ミドルキックを途中で止めて フェイントをかけてのローリングバックブロー!
これは見た事の無い動きです。
良いですね こう言う見慣れない動きが、海外修業から帰って来たという雰囲気を醸し出します。
そして最後は、コーナー最上段から側転しながらの錐揉み回転してのプレス
いわゆるサザンクロススプラッシュですが、ワトの場合はRPPと言うそうです。
試合として全体的にみると 熱戦と言う感じでは無く 少しあっけなく感じましたが、因縁の相手を一蹴した形でワトのお披露目としては、これで良かったんじゃないでしょうか?
DOUKIも見せ場も作ったし、しっかり自分の仕事をこなしたという感じ。
凱旋一発目のお披露目も終わり 次こそがワトの本領を発揮する舞台で、正念場になると思います。
試合後にワトに襲いかかって来たのは、DOUKIと同じ鈴木軍の金丸義信なので、恐らく今後は金丸との闘いになっていくと思います。
曲者の実力者だけに、ワトにとっては早くも試練ですね。
そして襲われているワトを救出に現れたのは、天山広吉
ワトを助けると一緒に引き上げ バックステージまで同行していたので、気になっていたワトの所属先は、正規軍と言う事で良いんでしょうか?
凱旋帰国組で正規軍として帰って来た選手は、この数年間ずっと居なかったので出来る事ならワトは、正規軍で腰を据えて欲しいですね。