1991年に、フライングスコーピオが新日本プロレスにい、初来日を果たしベスト・オブ・ザ・スーパーJr.に初参戦した時です。
当時のワールドプロレスリング中継は、番組の最後にその日の全試合が、ダイジェストで流されるのが、恒例でした。
スコーピオを見たのも そのダイジェストが、初めてだったと思います。
なんせ29年も前の話なので、ハッキリと記憶になく対戦相手が、外人だったような気がするんですが誰だったかも覚えていません。
ただフィニッシュシーンが、鮮烈だったのだけは今でも覚えています。
スコーピオが、コーナー最上段から前方に450°回転してのボディプレス。
450°スプラッシュです。
これは衝撃でした。
当時は、スコーピオスプラッシュと呼ばれていましたが、こんな技は見た事がありませんでした。
現代でこそ多くの選手が、いとも簡単に繰り出しますが、この当時はムーンサルトプレスやシューティングスタープレスが、最高難易度の技だったので、こんなにクルクル回転する技には、驚いた物です。
(シューティングスターは今でも充分に難易度の高い技なんですけどね)
体操選手並みの動きをプロレスのリングで、見れるとは思っていませんでしたが、これは革新的な技でしたね。
ファイャーバードスプラッシュと言う名前でも 広く使われ大袈裟でなく世界中に普及したし ここからの派生技も多く生まれました。
この技を編み出したスコーピオの功績ですね。
これまでは、せいぜいサマーソルトドロップ程度の回転が限度だったプロレス技に、450°回転と言う概念を与えた技でもあります。
あれだけ回転すれば、どれ程の遠心力が加わるんだろう?
あの遠心力ならどれ程 破壊力がアップするんだろう?
避けられたらメッチャ痛いんじゃね?
スコーピオならもっと回れるんじゃね?
などなど色々 想像力を掻き立ててくれた技でもありました。