6月24日に、ニュージャパンカップ2回戦
真壁刀義vs石井智宏
この両者の対決は、2017年のG1以来 行われておらずに約3年弱ぶりの対決となる訳ですが、何とも厳しい現実が待ち受けていました。
2015年には、NEVERをかけて何度も戦った間柄
この時点では、石井は真壁の背中を追う形で、真壁にベルト2度を奪われ防衛戦でも返り討ちにあい この年の4度目の対決でようやく真壁から初勝利を挙げてNEVERを奪還。
一年に及ぶ抗争に、1勝3敗と大きく負け越してはいる物のどうにか勝利と言う形で、決着をつけています。
この時は、石井が必死に真壁に食らいついて ようやく勝利できる程の力関係が確実にあったのですが、2017年の最後の対決では、石井が再び勝利しています。
いつしか真壁は第一線から徐々に退いてゆき 両者の力関係は完全に逆転している様な印象でしたが、真壁はまだまだ大一番の舞台さえ与えられればやれる!!と思っていましたが、2019年に至っては、G1からまさかの落選。
会社の評価的にも 石井>>真壁になってしまったんでしょうか?
2019年のワールドタッグリーグ公式戦で対戦した際には、YOSHI-HASHIが本間朋晃を降し パートナー同士で決着がついたのですが、試合後の石井の一言が痛烈
「もうあいつら、俺らと違うとこにいんな。相手にならねえ。まあ2人とも、芸能界で頑張ってくれ」
これは、なかなかキツい一言。
芸能界で人気物になっているのは良い事なんですが「本業のプロレスの方がおろそかになってるんじゃないのか?」と言わんばかりの かつて背中を追い掛けていた男への突き離す様な一言。
これは真壁本人にも 真壁ファンにとってもグサリと来た一言だったでしょう。
確かに、この数年の真壁はシングルの王座挑戦すら無く 良い所でNEVER6人タッグ戴冠が一番の実績だったので、今も第一線でバリバリやっている石井からすれば歯痒く映ったのかも知れません。
そして迎えた今年のニュージャパンカップ2回戦
真壁刀義は敗れました。
スパイダーフロントスープレックスを放つ見せ場はあった物の石井の完勝と言って言い内容。
真壁を応援していた人からすれば、内容と結果供に残念だったでしょう。
更に追い打ちをかける様に
「あいつはもう駄目だな」
余りにも痛烈過ぎる石井の一言。
真壁は、本当にもう駄目なんでしょうか?
47歳と言う年齢から来る衰えは、どうしようもありませんが、練習量が足りないと言う事は無さそうだし今の所 結果こそ出せてはいませんが、まだまだ真壁はやれると思っています。
長州力がG1を制したのが45歳
武藤敬司がIWGPを獲ったのも45歳
天龍源一郎もIWGP戴冠したのが49歳
ギリギリのラインでは有るかも知れませんが、最高峰のIWGPヘビー級は無理だとしても他の王座には、まだまだ絡んでいけると思うんですけどね。
石井を見返せるだけの活躍を 芸能界ではなくリング上でもう一度見せて欲しいのですが、それを望んでいるファンも多いと思います。
今年はコロナ禍の影響で、業界にとっては大打撃でしたが、逆に言えばチャンスな面も有ります。
現時点ではまだ未定ながらも 今年のG1は秋開催の可能性が強く 現状のままでは外国人選手の来日も難しいので、そうなれば参加選手の確保の為に、去年は落選した真壁もエントリーされるかも知れません。
もちろん「棚からボタ餅」な参加では無く 文句の付けようの無い力で掴み取ったエントリーが望ましいのは言うまでも無いのですが・・・
それでも今の真壁には、ただチャンスを与えて欲しい!というのが本音です。
会社から期待される事無かった男が、泥臭くも努力と根性で掴み取ったトップレスラーの座
今もう一度 登りつめて欲しいとそう思います。