ニュージャパンカップ一回戦の半分が、終了しましたが
永田裕志VS鈴木みのるが凄かった
年齢の事を言うのは、特に鈴木は嫌がるでしょうが供に52歳と肉体的には、とうに全盛期を過ぎている年代です。
しかし そんじょそこいらの若い選手に、負けない戦いを2人はやってのけました。
プロレスラーになる前からの因縁を持つ 長い付き合いの二人だからこそ ここまで壮絶な試合になったと言う側面はあったかと思いますが、この試合が決まった時から2人供ここに向けて調整してきたのでしょう。
2人とも年齢を感じさせぬコンディションでした。
確かに若い頃に比べると 動きは落ちていますが、それを補って余りある気迫もみえました。
お互いの胸が真っ赤になる程の壮絶な殴り合い。
最後はゴッチ式パイルドライバーを切り返してからバックドロップホールドで、永田の勝利!
3年ぶりの永田の一回戦突破
この数年の永田は、一歩下がった位置で試合をしていたので、第三世代好きとしては、これだけでも嬉しくなります。
しかし あれだけのドツキ合いをしたのだから翌日には、身体のダメージは凄かったでしょう。
それでも永田は、充実感に満ちた表情をしていました。
長年の宿敵を打ち破ったのだから 当然かもしれませんが、それ以上にまだまだやれる!と言うのを満天下に示したのが、大きいのかも知れません。
それは見ている側も同じ事で、永田はいつでもIWGP戦線に戻ってこれる!
そう思いました。
実際に本人も史上最年長のIWGP王者に、色気を示しており これは本当に本気で狙いに行って欲しいです。
(最高記録は天龍源一郎の49歳)
かつてV10の連続防衛を果たしていた時の様な 激しい試合を今でも出来るのを鈴木との試合で証明して見せたし あれからキャリアを積んで円熟味を増した事で、ベテランならではの駆け引きも出来るようになりました。
永田よりも下の世代の棚橋弘至からオカダ・カズチカに世代交代を進めている現状で、永田世代に時計の針を戻すのは、反対意見もあるかと思いますが、それでもやはり もう一度永田政権を築いて欲しいと思います。
若い選手の壁となる事で、全体のレベルアップも図れるし何より第三世代も人気者ですから 興業としても充分に成り立つんじゃないでしょうか?
まずはIWGPに”挑戦”する事が前提ですが、それにはニュージャパンカップ優勝こそが一番の近道です。
優勝すれば内藤哲也の二冠に挑戦は約束されているので、ここは何としてもニュージャパンカップ三度目の優勝を果たしたい所。
2回戦にして早くも最大の難所
オカダと激突ですが、暗黒期を生き抜いてきた男の強さをオカダに刻み込んで欲しいですね。