コロナウィルスの影響で、新日本プロレスが興業を自粛してから 間もなく2カ月になります。
こんなにも長い間 試合が無いのは、過去に例が無く レスラーもファンも先行きが、不安になっているでしょう。
他団体を見てみると 普通に客を入れて興業する団体もあります。
チケット収入は、プロレス団体の収益の要ですから会社を存続させる為に、止むを得ずと言う事でしょう。
小さい団体は、これが出来ないと即倒産になりかねないですから。
会場にお客さんが来てくれれば、グッズ収入も見込めるので 即現金が入るのは会社としても一番ありがたい筈です。
他には無観客試合を行い 動画配信サービス等で配信する団体も有ります。
即現金では無いですが、集団感染のリスクも回避出来るし 試合さえすれば配信で、収益には繋がりますからね。
そんな中 新日本プロレスだけは、未だに試合を行いません。
他の団体は、何かしらの方法で、試合をしているんだから「新日本もやれば良いんじゃないか?」と言う声も確かにあります。
ですが現時点では、新日本はまだ試合を行う予定は無い様です。
実際の所 このまま興業をうたずに、会社は存続できるんでしょうか?
勿論チケットを売れないので、チケット収入は0。
会場でグッズを売れないのでグッズ収入も0
これだけでも かなりの大打撃なのは容易に分かります。
しかし グッズは会場では売れなくとも闘魂ショップは各地に有りますし、通販サイトで購入する事も出来るので、完全に0と言う訳ではありません。
新日本には”新日本WORLD”と言う独自の動画配信コンテンツもあります。
これは月額999円ですが、何気にかなり大きな収益
現在の会員数は不明ですが、2018年時点で会員数10万人だったので、単純計算で999×100000で、99900000円の収益と言う事になります。
最新の試合を配信する事が出来ないので、顧客を飽きさせない為に、企画物や未配信の試合を配信する必要はありますが、これも大事な収入源です。
そして一番大きいのが、新日本だけがあるテレビ中継。
放映権料が、新日本には毎年支払われています。
正確な額は分かりませんが、数年前は3億から5億だったと聞いています。
現在は、放送時間は余り良くないので、そこまでの額では無いのかも知れませんが、それでもかなり大きな額が新日本には入っています。
あとは会員数は、公表されていませんが
公式スマホサイトは、月額330円
公式サイトに導入してある広告収入もありますね
公式ファンクラブは、年会費5150円
ローソンや吉野家など大手のスポンサーも計7社あります。
真壁刀義や棚橋弘至らの芸能活動
新日本経営のジム アスレチック キャンプ ライオン
最近では、他業種とのコラボも多いので
意外と収入源は、多い様です。
余り親会社に頼るのは良くないかも知れませんが、いざとなったらブシロードの援助も有るかもしれません。
なので試合が出来ないからと言って今すぐに
新日本が倒産・・・と言う事は無いと思います。
試合が無くても それなりの収益は見込めるので、やはり こういう時の為に、様々なビシネスモデルを構築して 収入源を確保しておくのは企業として大事な事です。
かと言って いつまでも この状況で持つ訳が無いので、一刻も早いコロナウィルスの終息を願っています。
そろそろ 新日本プロレスが観たい!!