新日本プロレスは、ここ数年のチャンピオンベルト乱立問題が、一部では問題視されていました。
しかし賛否両論はあるにせよ、IWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルの統一により ベルトが整理された形になったのは事実なので、乱立問題に関しては少しは落ち着くのかな?と思っていました。
だが、しかし!
予想外の展開です!!
”STRONG無差別級”なる王座が新設される事が、決定したのです。
また新たな王座が出来るのかよ!!
ベルト減らした意味が無いんじゃんかよ!!
・・・と一瞬思いましたが、新日本プロレスのアメリカ法人・NJPW of Americaでの話ですね。
新日本プロレスを母体にしていると言っても 100%子会社の別会社
現地の選手達が主に闘う アメリカ大会での話なので、日本でのオカダや棚橋達の闘いに、新たなベルトが増えると言う訳では無い様です。
これ以上ベルトは、要らないので一安心。
この新設王座は『NJPW STRONG』の番組内で、4月10日からスタートするNEW JAPAN CUP USAの優勝者に贈呈され 初代STRONG無差別級王者に認定されるそうです。
このベルトも公開されましたが、最近のベルトにしては意外にも かなりシンプルなデザインなので、かえって新鮮に見えましたね。
アメリカでビッグになる事を夢見て 闘う選手達の一つの目標になるので、NJPW STRONG限定でのベルトと言う事なら新設には賛成ですが、ここで問題が一つ。
新日本プロレスの管理タイトルの一つであるIWGP・USヘビー級王座はどうなるんでしょうか?
他のタイトルと違ってUSヘビー級だけは、NJPW STRONGで扱われる事も多くタイトルマッチは勿論 去年のNEW JAPAN CUP USAでは、USヘビー級の挑戦者権利証も懸けられたりしてますからね。
以前はインターコンチネンタルとUSヘビー級が、カブってると良く言われていましたが、今度はUSヘビー級とSTRONG無差別級がカブってるような・・・
まさか今度は、USヘビーとSTRONG無差別級を統一するんじゃないだろうな!!
それだけは辞めて下さい ホントに・・・
まぁ王座が多ければ それだけ興業の目玉が増えるので、経営戦略的には良いのかも知れませんが、見ている側からすれば余り間係の無い話ですからね。
コンセプトが被るのを阻止するために、USヘビー級はNJPW STRONGから撤退させて あちらではSTRONG無差別級一本で、勝負するのもアリかも知れません。
日本に戻って来たUSヘビー級王座は、新日本の海外興業の際にメインで扱う王座とすれば問題無いと思うんですが、実際の所 新日本はカブり気味の2つの王座をどうするつもりなんでしょうかね?
王座が増えて 闘いの軸が増えるのは良い事ですが、数が増えすぎたせいで雑に扱われる王座が増えたり 無駄に統一とかが持ち上がるのは、決して言い事とは言えません。
全てが価値のあるタイトルになれば救いなんですが、ベルト争いに関与する選手の力量が大事と言う事でしょうか?
IWGP世界ヘビー級の時もそうでしたが、まずは会社には、王座に対するビジョンや必然性を明確にして欲しいんですけどね。
ファンが納得できる説明を会社がしてくれるのなら 観ているファンにも不安や批判は少なくなると思います。