清宮と稲葉が新世代タッグ結成へ

W-1解散以降 公の場に姿を現さなかった稲葉大樹が、突如NOAHのリングに出現し 若きエース清宮海斗に挑戦状を叩きつけたのを受けて

7月5日 遂に実現した元W-1のエースと現NOAHのエース対決。

 

これからライバルに成り得る2人の対決とあって 試合前から期待感はありましたが、やはり若い二人の対決は良いですね。

稲葉必殺の極反り卍固めに、耐える清宮の姿も絵になります。

改めて思いましたが、極反り卍固めは良い技ですね。

お互いに立った状態で掛ける技なので、遠くのお客さんからでも良く見えるし 関節技と言っても 大きく仰け反って仕掛ける動きの大きい技で、尚且つ両選手の表情まで良く見えるのが良いと思います。

 

W-1が解散となりフリーとなった事で、居場所を確保する為に、それこそ死に物狂いの稲葉の執念をネジ伏せたのは、NOAHを守ろうと言う清宮のプライドでした。

最後は供に得意とする技ですが、清宮がタイガースープレックスで勝利。

エースとして見事に、NOAHの看板を守り抜きました。

 

若きエースと言っても 思えば清宮はNOAHの看板を背負い 外敵を迎え撃った事は無いので、この闘いは清宮にとっても良い経験になっただろうし、プレッシャーに負ける事無く大役を果たしたとも言えます。

 

そしてこの激闘の後には、新たな展開が待ち受けていました。

「今回で終わらせたくない。清宮さん、俺と組んで下さい。俺にもっと、あなたの近くで試合をさせて下さい」とまさかのタッグ結成の直訴。

 

稲葉も自分よりも9歳も年下の清宮に”さん”付け 敬語での直訴なのは、実際に戦って清宮の強さと可能性を肌で感じ取ったからでしょう。

プライドを捨ててでも良い物を吸収して 強くなってやろうと言う貪欲さの表れだと思います。

 

清宮も「俺たちでプロレス業界に風穴をあけましょう!」と受諾

稲葉の決意を感じたからこそでしょう。

 

自らが上昇する為の近道という利点があるからのタッグ結成かも知れませんが、2人のタッグはNOAHにとって話題性と刺激を必ず生みます。

 

タイガースープレックスの共演。

清宮のフェイスロック式ストレッチプラムと

稲葉の極反り卍固めの2重奏。

 

これらの場面は、恐らく見れるでしょう。

絵になる場面が、多く生まれそうなチームの誕生ですね。