令和闘魂三銃士が得るものは栄光か絶望か?

新日本プロレス真夏の祭典G1クライマックスは、まもなく開幕となりますが、その中でも注目されるのは、やはり海野翔太、成田蓮、辻陽太の令和闘魂三銃士とノアから参戦の清宮海斗の新世代の4人でしょう。

 

この4人は、他団体の清宮も含めて年齢が近い事もあり お互いに敗けたくないという思いは強いでしょうが、すでにノアのトップとして戦っている清宮に関しては、他の3人と一緒にされたくないという思いは特に強いと思います。

その上で、3人が会社から勝手に三銃士と命名された事に関して

話題にはなってるなって。でも過度な期待をされてて、何だかかわいそうだなって思います。しかも本人達は嫌がってる訳ですしね。 気持ちは分かります。期待を背負わされてる部分では、大変だと思うので。あれだけ話題にもなってたら、本人達もプレッシャーかも知れないですよね。でも彼らがそれに押し潰されないように、G1が開幕したら僕が話題を全部もっていきますから。そのプレッシャーから解放してあげます」と同情を交えながら自分なりの見解をのべつつ、G1の話題は全て持っていくと3人よりもいち早くトップ戦線で闘ってきた自信をのぞかせました。

 

強きな発言ではありますが、清宮の立場からすれば当然でしょうね。

まだ海野達がヤングライオンだった2017年末に、清宮は海外から帰ってきてノアの第一線でやって来たわけですから、格の違いを強調するのは分かる話です。

だからこそ海野達が、清宮だけには絶対敗けたくないと意地を剥き出しにして清宮に向かっていく姿を見たいし、そうなればG1が更に面白くなるのも間違いありません。

 

しかし この発言も年齢の割には、多くの経験を積んできた清宮ならではですね。

若くしてノアのトップを任され、GHCも巻いたし、N-1も取ったし、敗れたとはいえ団体を背負って闘ったオカダ・カズチカ戦と これまで数々の重圧の中でリングに立ち続けてきた清宮の言葉には説得力があります。

 

だからと言って、清宮とて彼らの事をナメている訳ではないでしょう。

新日本のフロントの人たちが期待しているのは分かるんですけど…。その人達にもお客さんにも、もちろん言われてる本人達にも、俺が絶望を味わわせてあげますよ。そういう経験も彼らには必要だと思うので

パッと見は、上から目線にも見えますが「絶望を味わわせる」の発言は、清宮がオカダに言われた言葉。

 

オカダに受けた耐えがたい屈辱を 新日本の選手に敢えて使ったのだと思いますが、この言葉を使うという事は、敢えて清宮が自分を追い込んでいるとも取れなくもありません。

ここまで言っちゃえば下手な試合は出来ないですからね。

 

いずれにせよ清宮にとっても令和三銃士にとっても たかがリーグ戦の一試合といえども敗けられない一戦になる事は間違いないでしょう。

そして令和三銃士にとって初出場となる今大会で、仮に優勝でも勝ち得ること事が出来たなら、新日本で確固たるポジションを掴むことになるし、これ以上ない栄光を手に入れる事になるでしょう。

しかし清宮に惨敗を喫したり、最悪3タテでもされようものなら正に絶望を味わう事にもなりかねません。

 

果たして令和闘魂三銃士が掴むのは、栄光か絶望か!?