ジェイクのノア侵攻開始!稲村を一蹴

全日本プロレスを昨年末に退団して、その去就が注目されていた元三冠ヘビー級王者ジェイク・リーですが、今年にはノアの1.1 日本武道館大会に、まさかの登場を果たした事が話題になったばかりです。

しかも ジャック・モリスと固い握手を交わした事から、これからのノア参戦が決定的になった場面で、ジェイクの前に立ちはだかったのだが稲村愛輝。

 

全日本の元・王者と言う事で、ジェイクは並みの選手よりは圧倒的に格上の選手である事は間違いないですが、それでもノアのリングに土足で上がり込んできたジェイクを許せなかったのが稲村。

例えキャリアや実績でも負けていようと、ノアに誇りを持つ稲村がここでジェイクに噛みついたのは、非常に頼もしいですね。

外敵に対して真っ先に、特攻して行く選手はいつの時代にも何処の団体にも必ず居る物ですが、そんな選手はどうしても応援したくなります。

 

ジェイクの初試合となったのは1.8後楽園ホール大会

全日本所属時代と敢えて同じテーマ曲とガウンで登場したジェイクは、モリスを伴い入場して、ふてぶてしい態度でリングイン。

一方お望みどおりに、ジェイクの初戦の相手となったのは稲村で、持ち前のパワーファイトで、ジェイクを押し込む場面も有りましたが、流石にまだまだキャリアの浅い稲村では、ジェイクとは潜って来た修羅場の数も違います。

あくまで冷静なジェイクは、決して慌てる事無く徐々に稲村を追い詰めて行くと、フロントネックロックで絞め上げてからバックドロップ。

そして必殺のD4Cで完勝。

 

まぁ ここでいきなりジェイクが負けてちゃ話にならないし、稲村には悪いですが、ここで稲村が勝つと思っていた人は殆ど居なかったでしょう。

しかし ジェイクの前に立ちはだかった稲村の姿は、本当に頼もしく「数年後のノアは大丈夫だ!」と思わせるには、充分過ぎる頑張りを見せてくれました。

 

しかし 勝利したジェイクは「こんな物なのか? お前がこの程度じゃ、ノアもたかが知れてるな」と吐き捨てる。

稲村は充分に頑張ったとは思いますが、外敵と言う立場上ジェイクがこう言ってしまうのは、しょうがない事なので、いつの日にか成長を遂げてジェイクへのリベンジを果たす事に期待ですね。

 

ノアの門番を突破したジェイクですが、次なるターゲットこそ明確にはしていませんが、現GHCヘビー級王者・清宮海斗の事を

「彼、何であんなに暗いんですか? イメージとして笑ってる顔っていうのが、パッと出てこないんですよ。ベビーフェイスで凄くみんなに愛されるチャンピオンの筈なのに、何でいつもあんなに眉間にシワを寄せてんだろう…って。そのイメージが強くて。君が眉間にシワを寄せて険しい顔ばかりしてたら、子供達もみんな逃げちゃうよ?って。ベビーフェイスのチャンピオンだったら、もっと笑顔でいたら?って」とバッサリ。

 

確かにリング上では、キリッとした顔が多い清宮ですが、リング上じゃない時は結構爽やかな笑顔を見せているんですけどね・・・

そんな事はお構いなしに、ジェイクの口撃が止まりません。

 

「もしかして余裕がないのかも。余裕がないのなら、じゃあそのベルト獲りに行くよ」

 

・・・と何げなく GHCを奪いに行くかも知れないと示唆

今すぐという訳ではないでしょうが、最終的には清宮の持つGHCヘビー級を奪いに行く可能性についても言及。

 

今はまだ大きな動きを見せていないジェイクですが、やがてノア内に大きな流れを作り出す時が来るかも知れません。

その時ジェイクの傍に居るのは、モリスだけなのか?

全日本時代に「TOTAL ECLIPSE」を率いていただけに、多くの戦力を取り込み、一大戦力となっている可能性が高いと思います。

 

モリス同様に、外国人選手を自らの仲間に引き入れるか・・・もしくは、ノア所属の日本人選手がジェイク側に着く可能性だって無い訳ではありません。

これからのジェイクの動向は、ノアにとっても安心できない状況ですが、その分だけジェイクがどう動きだすか・・・非常に気になる点ですね。