清宮海斗が武藤に弟子入り?一からの出直しに期待

スポーツに限らず調子が上向いている時は、何をやっても絶好調な時はある物ですが、逆に調子が悪く ドン底に落ちた時こそ、その人間の真価が問われる時。

オカダ・カズチカとの王者対決に敗れ、GHCヘビー級王座をジェイク・リーに奪われ、今年の清宮海斗は、結果だけみると散々なので、このまま沈んでいくじゃないか?と心配の声も一部では上がっていますが、どうやら心配は要らないようです。

清宮海斗 一からの再出発です!

 

先月 現役引退をした武藤敬司が、世界最大のプロレス団体WWEに名誉殿堂「ホール・オブ・フェイム」入りしたのは業界でもニュースになったばかりですが、何とそのセレモニーに参加する武藤に、付き人として清宮が同行するというのです。

 

というのもノアを統括するサイバーファイトの武田有弘取締役が、どん底の清宮を救済すべく ここで、本場のプロレスを見てきたり、武藤に帝王学を学び、武藤と一緒だからこそ実現できる出会い等を経験させる為に「清宮に足りない物が全て、そこに揃っているんですよ。だから車いすを押す係でも、かばん持ちでも何でも良いからずっと一緒に居て欲しい」と清宮に武藤と供に渡米する事を指示。

 

まぁ言っちゃえば付き人みたいなもんです。

清宮はまだ若いとはいえ、仮にもつい最近までGHC王者であり、ノアを代表するトップ選手だったのに、その清宮に付き人指令とは、なかなか思い切った提案ですが、清宮は何とこれを二つ返事でOK。

 

「こんな状態の僕に頂けたチャンスなので、ぜひ同行させていただいて、一つも無駄にしないように吸収したいです。 今回、四六時中ついて回って、できる限り話を聞きたい。武藤さんの周りのアメリカのプロレスの雰囲気とかも感じてきたいです。付け人も鞄持ちも何でもします!」

これは清宮の言葉ですが、素晴らしいですね。

清宮とてノアの頂点にまで登りつめた選手だけに、プライドもあるだろうから「いまさら付き人なんて・・・」と思っても不思議ではないのに、清宮にはそんな”おごり”など一切無く この提案をあっさり受け入れた事から、プライドよりも何よりも 現状打破と自らの成長の為には全てを受け入れる覚悟が伺えます。

と言うよりも本来の清宮の謙虚な性格そのままなのかも知れないですが。

 

何にせよ、清宮は武藤の魂を継承しているとは言え、指導を受けた訳でも無いので師弟関係という間柄ではありませんでしたが、今回の渡米で、武藤の付き人として多くの事を学んでくるでしょう。

新日本、NWA、全日本、ノアと日米を股に掛けて各メジャー団体で、トップを張って来た武藤に付き人として色々な話を聞く事は、きっと清宮にとって得る物も多いと思います。

武藤に学ぶ帝王学だけではなく ノアとは全く毛色が違うとはいえ、世界最大のプロレス団体WWEを真近で見る事も勉強になる部分はある筈。 武藤と一緒に居るからこそ世界のレジェンドと出会う機会も有るかも知れないし、それは今後にとって重要な出会いになる可能性だってあります。

 

とにかく付き人という形とはいえ・・・いや付き人だからこそ、武藤に同行する今回の渡米は大チャンス。

「今までの事もまた初心に戻って学びたいし、新しい事も学びたいです。とにかくどんどん吸収させて貰いたいと思います」

清宮はどこまでいっても貪欲です。

 

プライドなんかに邪魔されない、この貪欲さは大きな武器。

間違い無く清宮は、もっともっと強くなります。

 

武藤に弟子入りして多くの事を学んだ清宮は、一皮むけて今よりも大きなレスラーに成長しているかも知れませんね。

 

もちろん一朝一夕で急に強くなるなんて事は無いですが

打倒オカダ・カズチカ

打倒ジェイク・リー

越えるべき壁も明確に存在しているし、彼等にリベンジを果たすまで清宮は成長し続けて行く事でしょう。