大スランプのSANADAに光明は差すのか

果たしてSANADAは、どうなってしまうのか?

最近のSANADAを見ていると どうしてもそう思ってしまいます。

 

ロスインゴ・ベルナブレス・デハポンの貴重なヘビー級のメンバーとして内藤哲也・鷹木信悟とならぶ人気選手であり実力者では有りますが、ここ数年の実績で見ると一歩劣ってしまいます。

内藤は、IWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、G1優勝、NJC優勝

鷹木は、IWGP世界ヘビー級、NEVER無差別級、KOPW

 

この2人に対して SANADAの新日本でのシングル戴冠歴は、IWGP USヘビー級のみ。

実力とキャリアを考えると少々寂しい実績では有るんですよね。

タッグに関しては、内藤と鷹木を上回る実績だと思うのですが、ユニットとは言っても基本的には個人主義のLIJに置いては、シングルの実績もどうしても欲しい所。

 

そういう状況だけに、SANADAとしても歯痒い気持ちはあったでしょうが、だからと言って直ぐに結果が出る訳ではない厳しい世界。

昨年末からにかけてSANADAを取り巻く状況は、更に厳しくなってきました。

 

年末のNJPW  WORLDTV王者決定トーナメントでは、まさかの新鋭・成田蓮に敗北。

今年のノアとの対抗戦でも、同期とも言うべき かつてのタッグパートナー征矢学に完敗し、対抗戦の勝利には貢献出来ませんでした。

そこに来て 今度はタッグながらも凱旋まもない 海野翔太にまでもデスライダーで、不覚をとってしまいます。

 

 

仲間達に比べて実績も残せず、後輩達の突き上げを食らい、最近では負ける事も珍しくなくなってしまっている現状は、SANADAとしても何とかしたい筈なんですが、、なかなか思うように結果がついてきません。

 

「自分の考えてる頭と体がうまくマッチしないというか…。このままだとダメだなと。自分が築き上げてきた物を一回ブチ壊さないとダメだなと」とSANADAは、大きな危機感をあらわにしていましたが、こう言うのは多くのレスラーが通ってきている道。

SANADAの師匠である武藤敬司も大スランプを乗り越えて 1995年の驀進に繋がった訳ですから、SANADAもこれを乗り越えてくれると信じています。

 

ただ気になるのは「自分が築き上げてきた物を一回ブチ壊さないとダメだな」の発言ですが、これは色々な意味にも取れる意味深な言葉。

 

今の状況から脱するには、環境を変えるのは良いかもしれませんが、そうなると まさかロスインゴ脱退?

これは出来れば、脱退はして欲しくないですが環境を変える事で、新たな自分を見つけるという意味では脱退もアリかも知れません。

して欲しくないですけど。

 

脱退とまではいかなくても半年間位は海外に行ってみたら、そこで肉体的にも精神的にも技術的にも何か得る物もあると思います。

 

もしくはSANADAから、真田聖也に戻りコスチュームをガラッと変えてみるのも良いかもしれません。

あくまで呼び名や見た目だけの問題ですが、大胆なイメチェンは人が変わるキッカケになるのも間違いありませんから。

 

一番説得力があるのは、これまで培ってきたファイトスタイルをガラリと変えるか、新必殺技を習得する事。

一朝一夕とはいかないかも知れませんが、新生SANADAをアピールするには一番分かりやすくはあります。

 

契約更改の一月なので、最悪 新日本退団なんてのも ゼロではないだけに、そこは少し不安ですがSANADAは間違いなく逸材なので、このまま埋もれて欲しくはありません。

とりあえずニュージャパンカップ辺りで、SANADAが一皮向ける事に期待しています。