遂に幕を開けた1.21 横浜アリーナ大会の新日本プロレスｖｓノアの対抗戦ですが、後半5試合の「ＬＩＪｖｓ金剛」の対抗戦を抜きにした対抗戦で、限定するのなら個人的に最も楽しみにしていた試合が、エル・デスペラードｖｓYOーHEYの一戦。
昨年の対抗戦で初の顔合わせとなり、その時から見事なまでにスイングした闘いを見せて 当時IWGPJｒ.王者だったデスペラードも防衛戦の相手に、YOーHEYの名前をあげていた程に、意識していた存在でした。
同様にこの対決を熱望していた人も多いでしょう。
試合結果から言うとデスペラードが、ヌメロ・ドスでギブアップ勝ちを収めている訳ですが、この試合は前半戦のベストバウトでしょう。
対抗戦らしくも有り、華やかな展開も有りで、所々に見所の多い試合で、デスペラードの足攻めには執念を感じました。
苦境に立たされていたYOーHEYは、昨年の対抗戦で一躍注目を浴びたドロップキックを遂に炸裂させて 反撃に転じたのですが、相変わらずあのドロップキックは銭の取れる技ですね。
只･･･あの執拗な足攻めを受けていなければ、もっと完璧なドロップキックを打てていた筈だけにそこは残念でしたが･･･良くもまぁ あれだけ足を攻められて あの高さのドロップキックを打てたものだとYOーHEYを誉めるべきでしょうか。
いや 凄かったです。
実力は伯仲でしたが、試合結果に関しては、今回に限ってはデスペラードの意地が上回ったという事でしょう。
デスペラードが闘いたい相手に、以前に名前をあげていたのはYOーHEYとエル・リンダマンでしたが、昨年にデスペラードは対戦が実現したリンダマンに、王者でありながらよもやの不覚を取ってしまっているんですよね。
せっかく自ら希望した対戦が実現して、リンダマンに引き続き 今度はYOーHEYにまで敗れてしまったとあっては赤っ恥も良い所なので、何が何でもYOーHEYには負けられないという意地の爆発はあったでしょう。
YOーHEYのドロップキックや顔面Gを警戒して繰り出した執拗な足攻めが功を奏したのか、完全な勝利を奪ったのは、デスペラードでした。
しかし敗れたと言っても 巧く速いYOーHEYは良い選手でした。
それは再認識しました。
今年は丸腰での参戦と言っても やはりデスペラードも巧く強い選手。
この対戦を一度で終わらすのは勿体ないので、願わくば「もう一度」観てみたいですね。
恐らくやればやる程に、レベルの高い素晴らしい試合になると思います。
団体対抗戦という括りは無しにしても、本当に第2Rに期待です！！