11月20日 なんとDDTの若きエース竹下幸之介が、米国のAEWと新たに契約を結んだ事が、発表されました。
とは言っても専属契約ではなく、DDTと契約したまま同時に、AEWとも契約するという・・・いわゆる2団体所属になります。
確かに最近の竹下は、AEWに参戦する事も多く AEW首脳陣にも気に入られていた事は明白でしたが、まさか DDTとの契約を残した段階で契約に踏み切り、2団体所属になるとは思いませんでした。
AEWの副社長を務めるケニー・オメガは、かつてDDT所属だった事も有り、オメガ自身も竹下には以前から高評価をしていたし、団体同士の関係も良好である事が大きく関係していますね。
これからは日米を股にかけて闘っていく竹下を観る事になりそうですが、同時所属にはメリットも有りますが、そこにはやはりデメリットもあります。
この2団体同時所属で思い出されるのは、やはり飯伏幸太でしょう。
飯伏は、2014年に新日本プロレスとDDTに、2団体同時所属という 今まで一度も前例が無かった契約をしていた事がありますが、結果的にこれは上手くいきませんでした。
飯伏が2団所属になった時は、確かに期待もしましたが、両団体からギャラが支払われ、様々な選手との試合の機会も増え、知名度もあがるというメリットがある反面、デメリットとしては他選手からの嫉妬や批判・・・そして団体ごとに必ずルールや縛りがあるので、それらも同時に2倍になると言う事なので、今にして思えば、良い意味でも悪い意味でも自由人である飯伏には、ハナッから2団体同時は無理だったんでしょうね。
飯伏は、結局2016年に両団体を同時に退団しています。
まぁ2団体同時とは言わずとも飯伏は、性格的には団体所属というのも余り向いてなかったフシがあります。 後に新日本と専属契約になったにも関わらず、他団体に無断で顔を出したりと何かと問題行動を起こしていたので、飯伏の例は竹下には当てはまらないと思います。
竹下は若いですが、そこいらの常識やマナーは、飯伏よりありそう?なので2団体同時の弊害は、竹下にとっては飯伏ほどでは無さそうな気がします。
ただ日米を股にかけるというのは、どの程度の頻度で両団体で試合が組まれるのかは分かりませんが、スケジュール的にも体力的にも なかなか厳しそうな気もしますけどね。
そこいらは竹下の若さと情熱で、きっと乗り切ってくれるでしょう!
格や実績では、先駆者である飯伏にはまだまだ及びませんが、2団体同時所属として飯伏に負けない位のレスラーに成長していって欲しいですね。
「いつでもAEWの為に命がけて戦う事を約束します」
DDTでもいつでも全力投球だった竹下は、同じ様にAEWでもこれから全力投球で闘って行く事を宣言。
日本では勿論の事ですが、竹下にはこれを機に、アメリカでもビッグな選手になってくれる事を願っています。