疑問の残るNEVER中止

カール・アンダーソンのダブルブッキング問題で、宙に浮いた形となったヒクレオとのNEVER無差別級防衛戦ですが、ようやく会社からの代替えカードの正式発表があり タイトルマッチの有無も決定しました。

一日も早い決定は望まれていた事なので、それは良いのですが疑問の残りまくる発表でした。

 

結果から言うと名乗りを挙げた高橋裕次郎が、希望通りにヒクレオと対戦する事が正式決定し、これがNEVER王者決定戦になるのが濃厚かと思われていたのに、何とノンタイトルである事も発表。

意味がわかりません。

そう 裕二郎vsヒクレオが、ノンタイトルという事は、アンダーソンに王座を返上なり剥奪なりの処分をしなかったという事。

今現在もNEVER王者は、アンダーソンという事です。

 

ここが、もう意味不明。

新日本の歴史をみてみても一方的な理由で、タイトルマッチを欠場するような場合は、間違いなく王座返上なりの処分を受けています。

ブロック・レスナーが良い例です。

一方的な理由でないとしても、怪我や病気でタイトルマッチが出来ない場合ですらも王座返上は何度もありました。 長期欠場になるのならまだしも 「一大会に穴を空けるような場合でも」です。

そこまで徹底してタイトルマッチ欠場には、厳しい処分をしていた新日本なのに、今回に限っては何故 お咎め無しなのか?

 

病気や怪我は不可抗力ですが、ダブルブッキングなんてのは、過去に類をみない最悪なドタキャンなのに・・・

 

何故 新日本がここまでアンダーソンを厚待遇と言うか優遇しているのか?

アンダーソンが、選手としては良い選手である事に間違いはありませんが、ダブルブッキングなんて事をやらかすような選手でも「新日本に必要か?」と問われれば、必要ないと思います。

 

王座の剥奪

新日本から永久追放

これ位の処分でも不思議ではないレベルだと思うんですけどね。

 

今回はアンダーソンの我儘を許して、これから先アンダーソンが新日本に参戦する気になったら、その時は王者として迎え入れる気なんでしょうか?

それは受け入れられない人も多いでしょうね。

NEVERの権威にも関わります。

 

百歩譲って水面下では、WWEとの交渉が進んでいて今後のWWEとの交流のキッカケになるとかであれば、まだ先の楽しみはあります。

Uインターとの時の様に、これを機に全面対抗戦に発展したら面白そうですけど、さすがにそれは無いかな?

もしくノアに来日するついでに中邑真輔を東京ドームあたりで、今回のバーターとして貸し出してくれるかとかなら嬉しいんですけど(新日がついでなのは複雑ですけど)

 

でも今回の件がアングルであったとしても、これで剥奪しないのであれば、病気でもあっさりと返上させられた今までの選手達は何だったの?て話になりますよね?

「王座を剥奪させるな!」と要望を出したヒクレオの気持ちを汲んだのかも知れませんが、これまでの歴史を振りかえると やはり疑問と違和感だらけです。

 

何にせよ 今回アンダーソンvsヒクレオを楽しみにしていた人や、NEVER無差別級選手権を観たかった人には残念でしかないので、仮にこれがWWEを巻き込んだアングルだったとしても やってはいけない事でしょう。

 

とりあえず新日本には、今回のアンダーソンの処遇について 詳しい説明発表を望みます。

いや しなきゃあいけないでしょうね。