記念イヤーのG1覇者はオカダ・カズチカ!

新日本プロレス創立50周年の記念イヤーである 今年のG1クライマックスもいよいファイナルを迎える事となり、8・18 日本武道館大会で、新日本最強を決める闘いが行われました。

総勢28名が参加した真夏の最強決定戦の最後のリングに立ったのは、オカダ・カズチカとウィル・オスプレイ。

現在の新日本で、五本の指に入る勢いと実力を兼ね備えた2人。

 

それだけに、この2人が決勝戦で雌雄を決する事になったのは、当然と言えば当然ですが、G1には魔物が住む事を考えれば、意外と言えば意外な組み合わせでもありました。

  

そして いざ決戦のゴングが鳴ると、そこは流石にこれまで何度も試合をしてきて、手の合う者同士の一流の二人。

戦前の予想通り・・・そして期待どおりの素晴らしい試合でした。

オスプレイは、これまでオカダの負けた試合を研究したと言い、試合ではハイフライフロー、スタイルズクラッシュ、そしてVトリガーからの片翼の天使と、かつてオカダがタイトル戦で敗れた時の技を次々と繰り出してきました。

 

こう言う攻めパターンは、今までに無かったので面白い攻撃でしたが、オカダもここを凌いで、レインメーカーを炸裂させるも何とカウントは2。

オスプレイも勝利への執念を見せます。

 

終盤のレインメーカーとヒドゥンブレイドの読み合いは、スリリングな攻防でしたが、最後は再びオカダのレインメーカーがヒットして 30分越えの激闘に決着がつきました。

新日本50周年の真夏の祭典の主役は、オカダ・カズチカ

そして歴代2位となる4度目の優勝で、史上4人目となる2連覇を果たしたのです。

 

それにしても凄まじい試合でした。

勝敗こそ紙一重の差だったかも知れませんが、新日本の50年を背負うオカダの意地と使命感が見られた様な気もしました。

勿論オスプレイとて 新日本の50年を背負う気はあったでしょうが、今回ばかりはオカダの意地と使命感が僅かに、上回っていたと言う事でしょう。

 

総勢28人の1ヶ月に及ぶ 長い闘いはようやく終わりましたが、終わってみれば新日本の顔であるオカダの優勝。

個人的には、IWGP世界王者のジェイ・ホワイト、もしくは内藤哲也に優勝して欲しかったですが、今大会のオカダの闘いぶりと結果は、文句のつけようもない納得の優勝だったと思います。

 

下半期は、オカダの挑戦権利証を巡る闘いも主軸の一つになると思いますが、来年の東京ドームに向けて 王者のジェイとの抗争が激化していく事でしょう。

しばらくはG1ロスが続くかも知れませんが、新日本プロレスの熱い闘いは、まだまだ終わりそうにありません。