リーグ戦やトーナメント連覇について

新日本プロレスで、Jr.ヘビー級の祭典 ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.は、大盛況の内に高橋ヒロムの前人未到の3連覇に幕を閉じた訳ですが、時折みる事のある大会連覇という偉業。

これは観ている人にとっては意見が別れる所だと思います。

 

実力伯仲のレスラーの中で、連覇というのは単純に凄いし、3連覇ともなれば偉業に間違いありません。

推しの選手が優勝したら嬉しいのは間違いないでしょうけど、逆に推しの選手が優勝出来なかった場合は「またあの選手が優勝かよ!」となるのもファン心理としては、しょうがない事。

 

と言う訳で過去の主要団体のシングルリーグ戦 もしくはトーナメントで、どれだけの連覇という偉業が達成されたのか、まとめてみました。

G1クライマックス
蝶野正洋91・92
天山広吉03・04
飯伏幸太20・21

G1と言えば第一回からの蝶野の連覇ですね。 G1の歴史はこの連覇から始まったので、蝶野のイメージが物凄く強いのですが、この最初の連覇があったからこそG1のブランドが確立されたのだと思うと、インパクトと言うのは大事ですね。

ニュージャパンカップ
後藤洋央紀09・10

NJCはG1よりも優勝持ち回り制みたいなイメージが強いですが、数回優勝した選手はいても連覇したのは、後藤ただ一人と言うのは、意外かも知れません。

ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.
タイガーマスク03・04
高橋ヒロム20・21・22

獣神サンダー・ライガーや金本浩二を差し置いてタイガーマスクが、史上初の連覇を達成したのは意外な気もしますが、当時のタイガーの充実っぷりと会社からの期待されっぷりを考えると納得。 でも周囲で余り評判は、良くなかったようです。

ヒロムの3連覇は納得なんですが、今回はデスペラードの優勝を見たかった・・・と言う人も多かったんじゃないでしょうか。

チャンピオンカーニバル
ジャイアント馬場73・74・75
ジャイアント馬場77・78
ジャイアント馬場81・82
スタン・ハンセン92・93
鈴木みのる09・10

馬場の連覇しまくりは、メチャクチャ凄いですが当時の全日本は、鶴田と天龍もまだトップクラスではない時代で、まだ馬場のワンマン時代だったので、当たり前と言えば当たり前なんですよね。

無類の強さを誇っていた外人エースのハンセン連覇は当然の結果ですが、外敵である鈴木の連覇は、普通に凄い事だと思います。

これは全団体のリーグ戦の歴史を見ても偉業と言えますね。

王道トーナメント
諏訪魔16・17

王道トーナメントは、まだ歴史が浅いとは言え それでも連覇を無し得ている辺りは、諏訪魔は安定の強さですね。

Jr. BATTLE OF GLORY
鈴木鼓太郎14・15

歴代全日Jr.で連覇を無し遂げたのは、既に全日本を退団している鼓太郎だけですが、現全日Jr.はどうにかこの記録を塗り替えたいでしょうね。

しかし この頃の鼓太郎は安定感抜群で、唯一の連覇達成も納得です。

SUPER J-CUP
獣神サンダー・ライガー95・00
丸藤正道03・08
エル・ファンタズモ19・20

Jr.オールスターの大会で、ここまで優勝者が片寄るのは意外ですが、第2回と3回のライガー連覇は、Jr.の象徴として当然の結果であり、むしろ第1回で敗退している事が不思議な位でした。

丸藤に関しては、もう普通にJr.の大会に出ている事が反則なレベルだったので、最初から優勝するのが分かっていたので、連覇にも全く驚きません。

意外性で言えば、海外での開催とは言えファンタズモの連覇は、ビックリですね。

火祭り
大谷晋二郎01・02
田中将斗0・07・08

火祭り開催からの大谷連覇は、むしろ「大谷しか居ないだろ」と言う感じだったので良いのですが、田中の3連覇は正直「やり過ぎ」だと思ってしまいました。

田中は嫌いじゃないし、その強さも良いレスラーである事も認めてるんですけどね。

天下一Jr.
日高郁人09・10

天下一Jr.は、ZERO1Jr.の象徴として日高が優勝していますが、毎年バラエティーに富んだ くせ者揃いの参加選手の中での連覇は、何気に凄いです。

一騎当千
佐々木義人11・12

義人も良い選手でしたが、こうやって連覇した選手が居る中で、関本大介が連覇だけは達成してないのは、少し意外かも知れません。

 

こうやって見ると連覇をした選手と言うのは、結構居るものですが、上記でも言った様に好きな選手の連覇は、誰でも大歓迎でしょう。

でも個人的には、いくら好きな選手でも3連覇までいっちゃうと やり過ぎ感が否めないので、そこまでいく位なら他の頑張ってる選手が優勝しても良いかな?とは思ってしまいます。

 

絶対的エースの存在は有っても良いと思いますが、マンネリになるのは興行的にも余り良い事では無いので、やっぱり2連覇が限度ですかね。

 

ここいらは人によって考え方が違うので、推しの選手が引退するまでずっと優勝し続けて欲しい・・と思う人も中には居るかも知れないし、考え方もプロレスの楽しみ方も人それぞれです。

要は楽しめれば、何でも良いんですけどね。