飯伏の新日本残留?本当にこれで終わったのか?

連日 クビをも覚悟で、新日本に対する攻撃的なツイートを発信していた飯伏ですが、本当に新日本を退団してしまうのか・・・それとも和解の道はあるのか・・・その行く末が注目されていた訳ですが、5月27日に木谷高明オーナーと大張高己社長による記者会見が行われました。

 

事の発端は、やはり3月4日にJUST TAP OUT に、飯伏が新日本に無断でセコンドとして登場したと言う事。

これは専属契約に違反する行為との事なので、会社に対して事前の相談も無く 他団体に姿を現したのだから これに関しては飯伏が悪いでしょう。

しかしその後 会社に対して厳重注意をされたそうで、飯伏本人に契約違反になると言う認識は無かったそうですが、その場では誠意のある謝罪もしている物の 本人からすれば全く悪気のない行動だったただけに、この辺りから双方に食い違いが出て来たのだと思います。

 

3月5日に「しょせんその程度の器しか無い場所か。しょうもない」と飯伏がツイートしてますが、これに関しては・・・・う~ん 飯伏の逆恨みと捉えられてもしょうがないですね。

 

その後これをきっかけに、マッチメイカーの菊池氏から「契約終わろうか」のLINEもあり、今回の会見で明らかになった事ですが、菊池氏は本気で飯伏を切る気などなく、選手契約をする前から親交のあった飯伏に裏切られたとの思いから、揺さぶりをかけたとの事です。

そもそも菊池氏にそんな権限は無いだろうし、そんな大事な話をLINEでサラッというのには(本気で無いにせよ)配慮には欠けているかなとは思います。

ここいらの菊池氏の行動に関しては、新日本も処分をすると会見で明言しています。

 

この「契約終わろうか」発言をきっかけに、飯伏もクビになるのを覚悟して 攻撃的ツイートをしてしまうのですが、売り言葉に買い言葉だったとは思いますが、こういったやり取りを暴露してしまうのは良く無かったですね。

ファンにたいして物凄い心配を与えてしまった事は、飯伏のすべき点だったと思います。

 

しかし5月9日 思い悩む飯伏を見かねて 相談を受けたという母親が自殺未遂をしてしまい、一命を取り留めたものの腰骨骨折の大けがを負ってしまっています。

これには飯伏も計り知れないショックを受けた事だと思います。

相談から自殺未遂に至った細かい原因は分かりませんが、母親が新日本と接触したのか・・・その部分については新日本からも飯伏本人からも明かされていないので、何とも言えませんが命に関わる問題だけに、ここはハッキリして欲しかったです。

 

これが飯伏の怒りの最大の理由で有る事から、新日本側の誰かが母親に何らかのアクションを行なったと考えるのが妥当でしょうか・・・?

だとしたら、自殺を考えるまで一人の人間を追い込んでしまった事は、許されるべき事ではありません。

 

こんな事が有った以上 雪解けは難しいと思われていましたが、第三者を交えつつ話し合いの席を設けたそうで、お互いの意見交換や飯伏の怪我の状態の確認などを 数時間にわたり行なったそうです。

これが巧い方向に進んだのか、会見では新日本はい「飯伏は新日本の大事な契約選手」である事を強調して ”クビ” にする意志など無いとの事。

これを聞いて ファンとしてはホッとはしましたが、ここまで一度話がこじれてしまった以上は、飯伏の気持ちも大きな問題です。

 

新日本は「飯伏もこれからも新日本で闘いたい意志を持っている」と言う事を確認したと言いましたが、この会見の場に飯伏本人が同席して居なかった事は、少し気になる部分です。

ツイッターでも飯伏が、残留の意思を固めた等の発信はまだされていません。

 

新日本が事実とは違う事を言っているとは言いませんが、やはり新日本残留の意思が有るのなら それを本人の口から聞きたい所ですよね。

少なくとも 双方の信頼関係は、まだ完全に復活はしていないでしょう。

そこには、何度も話し合いを重ねて あとは時間が解決してくれるのを待つしかありません。

 

とりあえず今回の記者会見では

飯伏はこれからも新日本の専属契約選手であると言う事。

飯伏本人も新日本で闘いたい意向を示している。

菊池氏には何らかの処分

契約違反をした飯伏にも減給処分

契約満了の時点で、退団の意思が有るのなら飯伏に意志を尊重する。

 

これだけの事はハッキリしましたが、全てが会見で説明した通りであれば、怪我の回復次第では飯伏の新日本復帰は近いと思われますが、果たして本当に全てが丸く収まったのでしょうか?

これで本当に終わったのでしょうか?

 

大怪我を負ってしまった母親の容体が、一番の心配所でしょうが新日本としては今後のケアが大事になって来るでしょうね。

どの程度まで飯伏と新日本の間で和解が済んでいるのかは定かではありませんが、飯伏の気持ちが落ち着いて 母親の容体も回復に向かい、いずれ本当に新日本で復帰できる日が来るのであれば、こんなに待ち遠しい事は有りません。

 

新日本のファンもプロレスファンも誰も リングとは関係の無いこんな闘いを決して望んでいません。

ただリング上で躍動する飯伏幸太が観たいだけなのです。

 

その日が一日も早く訪れる事を願っています。