永田裕志のナガタロックⅣ

永田裕志の凱旋帰国と同時に公開され、長らく得意技としてきたナガタロックですが、研究熱心な永田らしくキャリアを重ねる毎に、そのバリエーションも豊富になってきました。

現在ではナガタロックⅠ~Ⅳまで存在しており、その時の状況に応じて色々なパターンを使い分けています。

 

その中でも最もレアなのが、一番最後に開発されたⅣでしょう。

形的には、ナガタロックⅡと似ていますが、腕を両足で挟んで固定するのでは無く、足で「脇固め」の様に片腕を極めてからフェイスロックに極める複合技なので、Ⅱとは腕の極め方が違います。

実況者も思わずナガタロックIIと叫んでしまう事がありますが、そこは「プロレスの実況者の癖に技を知らないのか!」と言わずに、多目にみてあげましょう(笑)

見る角度によっては、確かに分からない時もありますから。

 

このナガタロックIVは、2006年に初公開され、シリーズの中で最も間接を極めてるっぽい技ですが、開発されたのが一番最後だからと言う訳ではなく、とにかく滅多に使わないのです。

これで打ち止めかと思われていた2003年のナガタロックⅢ公開以来、久しぶりにお目見えしたナガタロックシリーズなので、忘れ去られて欲しくないんですけどね。

 


忘れた頃にいきなり出してきて その時にはしっかりとギブアップを奪う事も多く、意外に勝率の高い技なので、一応奥の手みたいな感じなのだろうか?

結構 天山広吉がやられてるイメージ。

ただ動画でみれば区別はつきますが、会場で遠巻きに見ると「Ⅱ」と「Ⅳ」の見分けが、つかない人も多いかも知れません。

 
実際の「脇固め」の効果も薄い様に、感じるし、使用頻度のせいも有るだろうが、イマイチ浸透しきってないのが現状です。

ナガタロックⅡが安定感のある良い技だけに、それをベースにしたIVが、余計に目立たないんじゃないでしょうか?

 

同じくIIをベースにした ナガタロックⅢも上半身がガッチリ極って脱出不可能なイメージが強いので、威力的にもIVよりも上に見えるし、技が豊富な永田なので敢えてナガタロックIVを出さないのも分かるような気がします。

もし今後「ナガタロックⅤ」が出る事があるならば、そろそろナガタロックⅡをベースにするのは、辞めた方が良いかもしれませんね。