第0-1試合からみえる両団体の明るい未来

遂に幕を開けた1.8 横浜アリーナの新日本プロレスvsNOAHの全面対抗戦

 

興業的にも対抗戦的にも大事な位置付けとなる初戦は、若き2人のシングル対決です。

藤田晃生vs矢野安崇

藤田は2021年8月デビューの19歳

矢野は2020年10月デビューの21歳

  

年齢もキャリアも矢野の方が、少し上ですが供に両団体の生え抜きで、団体の未来を支える存在である事に間違いありません。

それだけに、この対戦が対抗戦の今後を決めるかもしれない重要な試合となって来ます。

 

藤田に至っては、まだまだデビュー間も無いので対抗戦に出れる様なキャリアでは無いのですが、対抗戦参加を志願したと言うのだから 例えキャリアが浅かろうが年齢が若かろうが、立派にライオンマークを背負っていると言えるでしょう。

矢野にしてみれば、NOAHと言う団体が下に見られている現状で、対抗戦の先鋒を任された以上は、業界の後輩相手には何が何でも負けられません。

 

業界的には、まだまだ全くの無名の両選手ですが、いざ試合が始まると個人の意地と、団体の威信を懸けた素晴らしい闘いだったと思います。

これぞ若手同士のブツかり合いと言うか、育ってきた環境がと違うからこその意地の張り合いが、無名選手同士の対決とは言え実に刺激的でした。

 

試合中盤までは、技術とキャリアに勝る矢野が押し込んででいましたが、終盤になるにつれて藤田の突き刺すドロップキックが何度も効果的に決まり、執拗な逆エビ固めが2度に渡り決まった時は、勝負アリか!?と思いましたが、NOAHの看板を背負っている為に、意地でもギブアップしなかった矢野は見事でした。

それまで徹底的に、矢野が逆エビ固めをディフェンスしていたのも見逃せません。

 

結果としては、逆エビ固めが決まったままタイムアップとなったのですが、これぞ対抗戦と言う素晴らしい試合でした。

 

リング中央で、完全に逆エビ固めを極めて勝てなかった藤田は、さぞ悔しかったでしょう。

中盤までは優位に試合を進めていながら、最後は防戦一方で耐えるしか無かった矢野もさぞ悔しかったでしょう。

 

しかし痛み分けに終わったとは言え、団体の威信をかけた先鋒戦の役目は2人とも充分に果たしたと思います。

何より若手と言うのは、プロレス団体の宝、未来です。

 

この闘いが、新日本とNOAHの未来を確実に見せてくれました。

第0-1試合を闘った2人は、悔しかったとは思いますが練習を積んで、もっともっと強くなって いずれ団体を支えるプロレスラーに成長する事を期待しています。

 

そして10年後位の未来に、再び新日本とNOAHが全面対抗戦で交わった時に、かつて第0-1試合で時間切れに終わった2人が、IWGP世界ヘビー級王者とGHCヘビー級王者として再び相まみえるとしたら、こんなにドラマチックな事は有りません。

 

こんな若手が居るのなら、新日本もNOAHも未来は明るいと思います!