来年の1·4と1·5に控える、新日本最大のビッグマッチ 東京ドーム大会にこれまでずっと来日せずに新日本とは、一定の距離を置いていたウィル·オスプレイの電撃参戦が決定しました。
5月時点で、IWGP世界王者だったオスプレイは福岡大会後に「全治未定の首の負傷」により王座を返上。
その後 帰国して治療に専念していたのだが、8月になると何故か今頃、会社に返上させられたのを不服とし、無駄にクオリティの高い自作IWGP世界ヘビー級のベルトを持参して復帰。
それを手に、自身こそが真の王者であるという主張をアメリカとイギリスを活動拠点にして、今現在に至るまで続けています。
これには当然 本物の王者である鷹木信悟は憤慨しますよね。
オスプレイのこの行動には、良くわからない所がありますが、この問題の解決にはオスプレイが直接新日本の選手と接触するか、あるいは来日するしか方法が無かったので、一刻も早いオスプレイの来日が望まれていました。
国内の戦いでは、オカダ・カズチカがG1クライマックス制覇で、封印された4代目のIWGPヘビー級ベルトを、IWGP世界王座への挑戦権利証代わりに使用しており、せっかく一本に統一したベルトが気がついてみれば三本になってしまうと言う まさかの事態に発展していました。
ここにも当然 鷹木は憤慨。
鷹木いわく「メンドクセェ奴ばっかり」になってしまいました。
とりあえずはオカダが、タマ·トンガに挑戦権利証を防衛した事で、1·4で鷹木とのIWGP世界ヘビー級選手権が決定。
そんな中で行われた13日のささカリフォルニア州サンノゼ大会で、同じ会場で遭遇したオスプレイとオカダが一触即発。
「お前は1・4でフェイクの王者の鷹木に挑戦すれば良い。そして勝った方が翌日の1・5で俺と戦う。真のIWGP世界ヘビー級王者はただ一人、このウィル・オスプレイだ!」
とオスプレイは東京ドーム2連戦のプランを勝手にブチ上げ オカダと鷹木の勝者が自分と闘うと言う”上から目線”の主張ですが、オカダもここは一歩も引かずに
「挑戦するのはお前の方だ。東京ドームでカネの雨を降らせてやる」と受けて立つ構え。
肝心の現王者·鷹木の意思は、そこに存在していない感はありますが、面倒なベルト三本問題に決着をつけるべく
「まとめて俺が叩き潰してやるよ」と了承した事で、会社もこれを認め東京ドームは、IWGP世界ヘビー級を巡る3つ巴となりました。
G1を制覇したオカダが、この舞台に立つのは当然ですが、正直なところ G1出場すらしていないオスプレイが鷹木vsオカダの勝者とタイトルマッチと言うのは、特別待遇が過ぎる様な気もします。
しかし直接ベルトを奪われた訳ではない前王者なんで、これはしょうがないんですかね。
ともあれ ずっと日本に来なかったオスプレイが来日してくれるのは嬉しい限り。
新日本に不満を爆発させて このままフェードアウトも有り得る話だったので、一安心と言った所でしょうか。
乱立するベルト問題も一番理想的な、リング上での決着と言う事に落ち着いたので、東京ドーム大会が終わる頃には、誰かがグダグダ言い出さなければ、スッキリ片付いていると思われます。
色々とややこしい問題が噴出していましたが、来年の流れが決まる東京ドーム大会が今から楽しみです。