今や新日本プロレスで猛威を振るうジェフ·コブですが、初来日となったのは2017年。
この時は、マイケル·エルガンのパートナーとしてワールドタッグリーグ戦に出場しましたが、正直「エルガンの二番煎じみたいな外国人選手きたな」と言うのが第一印象。
タッグチームとしては、同タイプの選手なのはアリかも知れませんが、若干キャラも被ってると思ってたので、コブの参戦に対しては余り何も思っていませんでした。
しかしコブの試合を実際に観て 印象が変わりました。
エルガンにも負けない怪物じみたパワー
あの体格でその場飛びムーンサルトをやってのける身体能力。
そしてそれらを活かしたオリジナリティ溢れる技の仕掛け。
これは凄い。
自分の中で、コブの評価が変わるのに、時間はかかりませんでした。
それを決定づけたのは、コブの必殺技であるツアー・オブ・ジ・アイランドを初めて観た時です。
衝撃でした。
パワースラムを仕掛けて ギリギリで止めて反対方向に凄まじい勢いをつけながら、反転しての全体重を乗せた変形パワースラム。
単純に見た目がカッコいい技と言うだけでなく、あの反動をつけた状態からコブの全体重がマトモに乗ってるんだから、説得力があるなんてもんじゃありませんでした。
当時のコブは、トップクラスとは言えませんでしたが、これが決まれば誰も返せないだろうなとは思っていました。
そしたら案の定
2021年に入ってからのコブの勢いは凄まじく棚橋弘至、オカダ・カズチカの新日本が誇る二大エースまでもが、ツアー・オブ・ジ・アイランドの前に敗れ去っています。
今や新日本の選手からすれば。圧殺必死の恐怖の技じゃないでしょうか?
オスプレイやジェイの様なスマートな選手に、ストームブレイカーやブレイドランナーの様なスピード感のある技も良いんですが、新日本の外国人としてはコブの様な大型の選手も捨てがたいです。
そして豪快なツアー・オブ・ジ・アイランドと言う恐怖の技は、かつての新日本の大型外国人の必殺技を連想させます。
コブには、これからも歴代の外国人に負けないような活躍をして貰い、もっともっと新日本で暴れまわってほしいです。
そしてツアー・オブ・ジ・アイランドで、島流しにしまくって欲しいですね。