棚橋vs飯伏のUSヘビー戦が実現

8月14日にロサンゼルス大会で、ランス・アーチャーを下し 日本人初のIWGP USヘビー級王者となった棚橋弘至ですが、今後の防衛戦はいつ何処で行われるのか・・・棚橋の完全復活なるか?と言う部分と供に、注目されていた部分でしたが遂に決定となりました。

 

9月4日、5日に控えているメットライフドーム2連戦。

まだ殆どのカードも出揃っておらず、王者でありながら棚橋自身のカードもまだ未定である事から

飯伏! お前がIWGPを目指すのは勿論分かってる。けど寄り道していっても悪くはないと思うよ。お互いリスクがあって、賭ける物が大きくて。飯伏、復帰戦、俺とやれ。それ位の荒療法が今のお前には必要だと思うから。もちろん容赦しない。俺ももう1回テッペン目指していくから」

・・・と何とパートナーである飯伏幸太との王座戦を要求。

 

これは驚きの対戦要求でした。

てっきりUSヘビー級には、外国人選手が挑戦する物とばかり思っていたので、ここに来てIWGP世界ヘビー級の「最有力挑戦者」の位置に居る飯伏の名前が、出て来るとは思いませんでした。

飯伏は7月の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟に挑戦が決まっていたが、誤嚥性肺炎により無念の欠場をしてしまい現在はベストコンディションとは言えない状態。

本来ならIWGP世界ヘビー級に挑戦する権利は有る筈ですが、病み上がりでのIWGP即挑戦となると周囲の批判も有るでしょう。

 

今年の前半から飯伏は、短いスパンで何度もIWGP戦線で闘って来たので、病み上がりの今くらいは、いきなり飛ばさずとも少し 余所を見てみるのも良いかも知れません。

棚橋もそれを分かっているからこその飯伏を逆指名したのでしょう。

自分が目立つ為に、飯伏との王座戦を要求した可能性も捨てきれませんが・・・

 

棚橋の真意はともかくとして、神と崇める飯伏にとって棚橋からの逆指名を断る理由は、何処にも無いでしょう。

「僕はいままだ100%じゃないかも知れない。でもこうやって復活して来ています。そして『寄り道』ってなんですか? 寄り道なんか無いですよ。僕の今一番の近道、それは棚橋さん、あなたと戦う事。だから僕も100%で、全力で戦わせて頂きます。挑戦宜しくお願いします」

棚橋のラブコールに、飯伏は力強くこう答え 9月4日に、IWGPUSヘビー級選手権 棚橋弘至vs飯伏幸太が正式決定しました!

 

現時点は試合順までは、まだ分かりませんが、翌日にIWGP世界ヘビー級戦が組まれている事を考えると この日は棚橋vs飯伏がメインになる事が濃厚かと思われます。

しかし このカード 新日本が勝負をかけるメットライフドーム2連戦に相応しい好カード。

 

何度も実現している対戦なので、新鮮味こそは有りませんが、IWGP二冠とIWGP世界ヘビーを巻いた飯伏

USヘビー級王者となり 完全復活をかけた棚橋と言う過去とは全く違うシチュエーションの二人が、闘うからこそ今までの対決には見られなかった風景が見られると思います。

 

USヘビー級歴史上初となる日本人対決

この試合の勝者が、今後のIWGP世界ヘビー級戦線にも大きく関わってくるかも知れない事を考えると期待大です。