鷹木信悟IWGP世界ヘビー悲願の初戴冠!

新日本プロレスの6月7日の大阪城ホール大会で、ウィル・オスプレイの返上したIWGP世界ヘビー級王座を巡って激突したオカダ・カズチカと鷹木信悟。

 

戦前の予想通りに、物凄い試合になりました。

 

それもその筈 満を持してIWGP世界ヘビー級戦線に出陣してきたオカダは、今年のニュージャパンカップで、鷹木に敗れ屈辱の一回戦負け

何としてもvs鷹木2連敗は避けたい所だろうし 新ベルト設立やコロナ禍で揺れる新日本を王者として立て直したい筈です。

 

一方の鷹木も今年に入ってから ニュージャパンカップ決勝戦と先月のIWGP挑戦と 立て続けにオスプレイに敗れています。

その前に棚橋弘至に、NEVER無差別級を奪われた事も含めるとビックマッチ3連敗中

新日本に参戦して2年半が過ぎ そろそろ居場所を失わない為にも そろそろ大きな勲章が欲しい所。 

 

共に負けられない実力伯仲の2人が闘えば、凄い試合になるのは当たり前で、文字通りの大激戦の末 最後にリング上に立っていたのは、鷹木信悟でした。

鷹木は、IWGPと冠のつくシングル王座を巻くのはこれが初で、ヘビー級転向二年弱にして新日本最高王座を手にした事になります。

 

第3代王者になった鷹木ですが、この試合に関しては絶対にオカダが勝つと思っていただけに、決着の瞬間の驚きはなかなかの物でした。

勿論 鷹木は、IWGPを巻いてもおかしくない実力のある選手で、オカダに勝つのも初めての事でも無いので、そこまでおかしい事では無いのですが、何だかんだ言ってIWGPと言えば「オカダ」のイメージが強かっただけに、今回はオカダがIWGP世界ヘビー級初戴冠になる物だと勝手に思い込んでいました。

しかし これまでIWGPの常連であり 象徴だったオカダ·棚橋·内藤がまだ一度も巻いた事もないのに、飯伏·オスプレイ·鷹木が王者になったと言うのは、正しく新日本は新時代を迎えようとしているのかも知れません。

 

オカダあたりは、年齢やコンディションを考えたら これから何度も王者になるのは、間違いないと思いますが、現在の王者は、鷹木信悟。

果たして新たな時代を迎え 王者として新日本を引っ張る立場になった鷹木は、どんな景色を見せてくれるのか?

 

鷹木が王者になった事で、同門の内藤やSANADAは何を思うのか?

かつてNEVERで、鷹木と激しくやりあった鈴木みのるや石井智宏、後藤洋央紀も内心面白くないだろうし 今回負けたオカダにしても「俺には縁の無いベルトなのかも」と口にはしていますが、このまま黙っては引き下がる事は有り得ません。

そして何より 前王者のオスプレイは、復帰しだいすぐに挑戦してくるだろうから 今までとは立場を逆転させて新たな抗争に、突入していく事になると思います。

 

新たな王者の誕生は、様々な局面で、新たなうねりを起こし 新たな展開を迎えていくでしょう。