ならず者の初代王者に期待

新日本プロレスの大阪城ホール大会で、飯伏幸太が内藤哲也を下し IWGPインターコンチネンタルを防衛した事により 翌日にはIWGP二冠が統一され 新たにIWGP世界ヘビー級として生まれ変わる事が、菅林会長より明言されました。

 

飯伏の防衛後に、同日にIWGPJr.ヘビー級王者となったばかりのエル・デスペラードが、旗揚げ記念日での飯伏との王者対決を希望

飯伏も了承した事を受け 対戦が実現すると供に、飯伏vsデスペラードがIWGP世界ヘビー級初代王者決定戦となる事も決定しました。

 

IWGP世界ヘビー級新設には、大反対ですが飯伏vsデスペラードの対決は、物凄く楽しみです。

思えばデスペラードが、新日本に登場したのが2014年。

その時に、当時・飯伏が持つIWGPJr.ヘビー級に、デスペラードが挑戦した経緯があります(飯伏の王座防衛)

飯伏はリング上で、8年前と言ってましたが7年前の間違いですね。

デスペラード本人も覚えてなかった様だし これ位の間違いは、ご愛嬌って事で。

 

あの時の惨敗から7年の月日が流れ デスペラードはIWGPJr.に計4度 獣神サンダー・ライガーのNWA世界Jr.ヘビー級と鷹木信悟のNEVER無差別級にも挑戦するも ことごとく敗れチャンスを逃してきて2年間に渡ってNOAHに出向していた時期もありました。

実績には恵まれなかったかも知れませんが、デスペラードの持つ不思議な色気と言うか、怪しい魅力には、常に惹かれていました。

それだけに、今回のIWGPJr.初戴冠は、嬉しかったですね。

 

前王者の高橋ヒロムが王座返上となった為に、エル・ファンタズモとBUSHIとの3wayでの王者決定戦でしたが、ヒロムの思いを乗せて闘うBUSHIか、疑惑のスーパーキックで話題になっているファンタズモのどちらかが勝つと思っていたので、正直デスペラードの勝利は予想外だったと言うか、感動しました。

ラストのピンチェ・ロコ2連発も素晴らしかった!

 

それだけに、あの激闘を制した後の飯伏の前に、デスペラードが立ち塞がった時は興奮したし、対戦要求からの王座決定戦の流れは感激でした。

IWGP世界ヘビー級の新設には反対ですが、飯伏vsデスペラードの対決自体には、多いに期待してます。

今のデスペラードは、去年辺りからの奮闘を見てれば7年前と違うのは明らかなので、同じくあの時とは違う今の飯伏との闘いが、どうなるのか非常に興味があります。

 

新設されたヘビー級王座に、いきなりJr.ヘビー級の選手が挑戦するのは「階級って何なの?」と思っちゃいますが、この際 細かい事は気にしない様にしましょう。

 

今回の飯伏の統一に関するコメントや IWGPの歴史を消して王座新設すると言う会社の決定は納得できませんが、新時代を作ろうと言うか・・・新しい事をしようと言う飯伏や会社の考えは、理解できます。

そして 全てが決定事項となった今 ウダウダ言っても始まらないので、これからは、組まれた試合を楽しむしかないですね。

 

となれば気になるのは、初代王者の行方ですが、ここはデスペラードを推したいです。

これまでの歴史を振り返ると

タイトル化されたIWGPはアントニオ猪木

三冠ヘビー級はジャンボ鶴田

GHCヘビー級は三沢光晴

最高位の王座は、その団体の象徴的な選手が初代王者に輝く事が多いですが(例外もありますが)新時代を作ろうと言うのなら

初代王者が例え正規軍じゃなくても

例えベビーフェイスじゃなくても

例えマスクマンでも

面白いかも知れません。

 

普通に考えれば、立場や格から見ても飯伏が濃厚でしょうが、だからこそ ここはデスペラードに期待したい所。

ならず者の初代王者 面白いじゃないですか!