1月30日に、かねてから遺恨の続いていた天山広吉とグレート-O-カーンの決着戦が、モンゴリアンチョップ封印マッチとなると発表されました。
モンゴリアンチョップと言えば両者が、試合を組み立てるのには欠かせない得意技の一つ。
今回の対戦は、その得意技を賭けて戦い 負けた方が、モンゴリアンチョップを封印すると言う試合形式です。
いやぁ これは楽しみですね
封印マッチとか、◯◯コントラ◯◯とか大好きです。
負ければ 自分のアイデンティーを奪われる事になるので、やってる本人達からしたらタマッたもんじゃないかも知れませんけど。
それでも いや だからこそ封印マッチならではの緊張感を持った試合になるから面白い訳です。
今回のテーマであるモンゴリアンチョップに関しては、O-カーンは国内では昨年に凱旋してから使い始めた技で、まだまだ日は浅いですが「余の方が上」「天山のとは違う」と常々 自分のモンゴリアンチョップの方が上なのをアピールしてきました。
自分の方が下なんて言うヒールなんて見たくもないので、この発言は全然構わないのですが、正直言ってモンゴリアンチョップの使い手としては、大方のファンが天山を支持してると思います。
何たって年季が違いますからね!
天山は何とヤングライオン時代の1991年頃から、既にモンゴリアンチョップを使っていました。
ヤングライオンが使うとは思えない技ですが、意外にもヤングライオン時代からしっくり来ていたし 天山は自分に何が似合うかを良く分かっていたんでしょうね。
30年近くもモンゴリアンチョップを使っている天山をずっと見てきた人達からすれば、O-カーンとは、思い入れが桁違いです。
個人的な意見を言えば 今回ばかりは天山に勝利して貰い モンゴリアンチョップを死守して貰いたい所です。
ただ ここ数年の天山の不調と ユナイテット·エンパイアに加入したばかりのO-カーンでは、勢いの差は歴然なんですよね。
最も棚橋弘至やオカダ・カズチカに敗れ タッグマッチで、ヤングライオンにしか直接の白星を挙げてないO-カーンは、まだまだ未知数な所もあるので、勝敗が読めない部分は、確かにあります。
それに、ピンチとなれば オスプレイ達の介入も考えられるので、若さと勢いで劣る天山には、厳しい闘いになる事は間違いないでしょうね。
でも そこは小島聡のフォローに、期待しています。
試合結果の方は勿論気になりますが、負けた方は今後 本当にモンゴリアンチョップを封印するのかも密かに気になってます。
そういうルールなんで、本来は封印するのが当然なんですが、1995年にかつて武藤敬司とのムーンサルトプレス封印マッチに敗れた天山は、約束通りムーンサルトプレスを一旦は封印するも 三ヶ月後には、開きなおって あっさりムーンサルトプレスを解禁した前科がありますからね(笑)
と言ってもあの頃のヒールの天山ならまだしも 今の天山がそれをやるとは、少し考えにくいですかね?
その反面O-カーンは、堂々とそれをやって来そうな気もします(汗)
試合の行方に、封印マッチの結末
そんな様々な背景を考えると ますます試合が楽しみになって来るし 久々に天山に、スポットが当たる大一番と言う事で、期待感は膨らむ一方です。
その上で、天山が勝ってくれれば言う事無しなんですけどね。