かつて高橋裕二郎と内藤哲也は、若手時代からNO LIMITとしてタッグを結成してZERO-ONE MAXとの対抗戦でも活躍するなど期待の星でした。
供に海外修業にいき、供に凱旋
帰国試合では、いきなりIWGPタッグを獲るなど当時は、間違いなくトップグループの一角だったと思います。
いつからでしょうか
内藤と裕二郎に、決定的な差が出来たのは。
NO LIMITが、空中分解 して内藤と抗争をスタートした頃は、裕二郎の連勝で内藤の前を走っていたのに、気がつけば裕二郎は負傷もあり思うようなファイトが出来ず、一方の内藤はロス・インゴベルナブレスで、大ブレイクを果たします。
内藤は新日本内の殆どの勲章を手にし IWGP2冠王にまで輝いたのに、裕二郎はバレットクラブの構成員の様な扱いで、新日本のメインストーリーからも何年も外れてしまい 内藤の遥か後ろを歩く存在になってしまいました。
内藤の新パレハとして ロスインゴに招集されると思っていた事もありました。
しかし そんな展開は一切無く 数年が過ぎ2020年 遂に裕二郎がアクションを起こしました!
ニュージャパンカップ決勝戦のオカダ・カズチカvsEVILにて 突如乱入を果たしオカダに、マイアミシャインを食らわせEVILの勝利に大きく貢献します。
この後の裕二郎のコメントですが
「俺はオカダの位置にはいけない。しかしオカダカを俺の位置まで引きずり降ろす事は出来る」
斬新すぎる挑発です。
違う言い方をすれば
オカダのレベルまで行くのではなく
自分のレベルまで下げる・・・
更に言い換えれば
自分はオカダほど強くはなれないが
オカダを自分位まで弱くする
物凄い自虐的な挑発ですが、こんなのは裕二郎だからこそ言えるコメントでしょう。
思えば2014年のオカダvsAJスタイルズでも裕二郎が乱入してきて東京ピンプスを食らわせた事で、オカダの敗戦に繋がりベルトを失っています。
しかし この時といい今回といい
オカダは裕二郎の乱入が原因で、負けた事を何一つ言い訳にはしませんでした。
裕二郎としては、それも面白くないようで
「そう言う所が嫌いなんだよ!」とキッパリ!
どうやら裕二郎は、完全にオカダをターゲットに、絞ったようです。
良いですね!
何気なくキャリアを重ねるよりも こうやって動く事で、何かが変わる事は多々あります。
もしかしたら長年燻ってきた裕二郎が、輝く時が来たのかも知れません。
言葉にこそ出しませんが、オカダも裕二郎には怒りを覚えている様で、この翌日のタッグマッチでは、試合前に裕二郎に突撃していくなどオカダにしては、珍しい場面も。
この試合では、裕二郎が後藤洋央記にフォール勝ちするなど いよいよ行動と言動に伴い結果までもが、ついてきました。
そして両者の感情も高まった今
7月25日の愛知大会で、両者のシングルマッチが決定。
ビックマッチで、裕二郎のシングル主要カードが組まれるなんていつ以来でしょうか?
裕二郎は、このチャンスを絶対に掴むべきです。
外国人が日本に来れない現状が、バレットクラブの人員不足に繋がっていますが、逆に裕次郎にとっては、ここが追い風になっているとも言えます。
今が一気に、飛躍する大チャンスです!
オカダとのシングルは、またとないチャンスなので、勝てないとしても爪痕を残す事が出来れば 新日本内での裕二郎のポジションも変わってきます。
内藤と並び立っても違和感が無い位に、上がって来て欲しいのですが・・・
正直どうなるか分かりません。
なんせ本人が、自分が上がる事よりも オカダを下げる気満々ですからね。