蝶野正洋のクロス式STF

1999年の新日本のメインストーリーとなった

NWO-JAPAN vs T2000

その頂上決戦となったのが、2000年1月4日の東京ドーム大会で行われた武藤敬司vs蝶野正洋です。

 

一年間引っ張ってきた抗争の決着戦だけあって期待の一戦でした。

絶対に、武藤が勝つと思ってたんですけどね。

一年間の抗争で武藤は、タッグマッチながら蝶野に4回も不覚を取ってるし 一方の蝶野は、武藤にタッグでも負け無し。

 

こういう展開なら本番は、武藤が勝つ筈

 

大体のプロレスファンは、そう思ったんじゃないでしょうか?

自分が武藤ファンだった事もあって 願望も有ったと思いますが、最後は武藤が絶対に勝つと信じてました。

 

しかし結果は、まさかの蝶野の勝利。

しかも両足をクロスした状態から固める変形のSTF

クロス式STFの初公開!

 

衝撃でした。

 

今迄 散々やられてきて本番でも負けるとは、全くの予想外だったんですが、蝶野がこんな奥の手を用意していたとは・・・

 

これは、説得力もあり この敗戦もやむを得ない感じでしたが、最終決戦に破れた武藤は、このまま日本を離れてしまいます。

 

これは武藤ファンとしては、辛かった。

 

その反面 新たな必殺技を手にいれた蝶野は

NWOの残党との決戦で、天山広吉

本体との全面戦争で、佐々木健介

立て続けに全面対抗戦を行い その大将戦の大一番をクロス式STFで制して T2000を更に、拡大させて 新日本に一大勢力を築いていく事になります。

 

クロス式STFは、両足を固められているので腕の力だけで、ロープまで這っていかなきゃならないので、脱出が困難に見えるのですが、初公開時に解説席にいたマサ斉藤いわく

「普通のSTFの方が安定感ありますよ」

 

マサさん やめてください

 

せっかく初公開した奥の手に、そんなネガティブ発言やめてください。