珍しいフィニッシュ

プロレスラーは皆 それぞれ得意とする必殺技を持っていますが、勝ち試合ではその殆どを自分の必殺技でフォール・・・またはギブアップを奪います。

 

でも極稀に、珍しい技でフィニッシュする事もあります。

ワンパターンの中のイレギュラー 大好きです。

 

幾つか例を挙げてみると後藤洋央記が、中邑真輔との2度目のシングル戦で、突き上げ式のラリアットで、フォールを奪っていますね。

(後藤の突き上げ式ラリアットは特攻ラリアットと言う名称)

後藤のラリアット自体は、毎回使用する繋ぎ技なんですが、フィニッシュにするのは珍しいです。

あと後藤が特攻ラリアットをフィニッシュにしたのは、原田大輔戦くらいしか記憶にありません。

後藤VS原田ってのも凄いカードだけど・・・

 

獣神サンダー・ライガーも1度だけ福田雅一を相手に、ラリアットをフィニッシュにしています。

面白いのは、ラリアットを打つライガーの手の平が開いて まるで掌打の様なフォームになっていた事。

ライガーは、ラリアットを使う事自体が珍しいので、どうしても身体に染み付いている掌打の姿勢が出ちゃうんでしょうね。

 

ライガーと言えば もう一つ。

実はペガサスキットに、裏投げで勝利した事があります。

この時は、馳浩が裏投げで、橋本真也をフォールした直後でちょっとした裏投げブームになっていた時期でした。

 

ある技が脚光を浴びると急に使い手が増え出すのは、良くある事です。

でもライガーに限らず 馳の裏投げに比べると全ての裏投げが見劣りします。

 

やっぱり本家が、凄いって事ですね。

 

似合わない珍しかったフィニッシュを言うなら

スティーブ・ウィリアムスが、なぜか卍固めでダニー・スパイビーに、勝利した事があるのですが、ウィリアムスが、卍固めを使うだけでも違和感バリバリなのに、それで勝っちゃうもんだから更に違和感バリバリです。

 

しかも全日本のリングで、卍固めとはウィリアムスも思い切った事するな・・・

 

 

意外な所では、西村修のムーンサルトプレス。

今の西村からは、想像もつかないでしょうがヤングライオン時代の話です。

当時 武藤敬司の付き人をしていた西村は、武藤に唐突に「ムーンサルトやってみろよ」と言われたらしく実戦でフィニッシュに使用した事がありました。

 

それ以来 使用してないと思いますが、身体が人一倍柔らかい西村が仮にムーンサルトを自分の物にしていたなら意外な名手になっていたかも知れません。

 

まだまだ有りますが 全部挙げてたらキリがないですね。

 

この辺で止めときましょう。

 

記憶を辿るのも良いですが、過去の試合結果を見てると「この選手がこんな技でこの選手に勝ってるんだ」と面白い発見があったりします。