注目の対抗戦の裏で、オカダと清宮の再会

新日本プロレスとノアの正月早々のビックマッチも大盛況のうちに終わり、次なる闘いに向けて早くも両団体の各選手達は動きだしましたが、両団体のファンが注目しているのは、新日本1.21横浜アリーナ大会。

元々はロスインゴvs金剛の対抗戦として組まれた対抗戦ですが、いつの間にか新日本vsノアと規模を拡大させての団体の威信を懸けた対抗戦となっていました。

 

終盤5試合は、LIJvs金剛の対抗戦が締めますが、その前に行なわれる各試合も見どころの多い注目カードがズラリと並んでいます。

 

藤田晃生、大岩陵平vs矢野安崇、小澤大嗣

団体の未来である若手4人によるタッグマッチですが、こういのは良いですよね。若者ならではのバッチバチの意地の張り合いを期待しています。

ヤングライオンでありながらTMDKに加入した藤田に注目です。

 

石井智宏、オスカー・ロイベvsマサ北宮、稲葉大樹

ロイベがいきなり対抗戦に参加して来るのは意外でしたが、実力者の北宮や稲葉に勝つ事は難しいでしょう。

しかし、ここでボコボコにされる事が必ず財産となる筈。

残念なのは、石井が居るのならここに稲村を入れて 昨年の続きが見たかった所ですね。

 

棚橋弘至、矢野通、杉浦貴、小島聡vs丸藤正道、KENTA、外道、エル・ファンタズモ

この試合に関しては、対抗戦ではなくて完全に交流戦です。

新日vsノアを唄うなら、ごちゃ混ぜにしない方が良かったんですけどね。

でも棚橋と丸藤の久々の対戦は、やはり楽しみの一言。 丸藤はバレットクラブに加入したのか?と思わせる様なチーム編成が、吉とでるか凶とでるか?そこも見所の一つです。

気がついたら丸藤vs7人なんて状況になってない事を祈ります(笑)

 

エル・デスペラードvsYO-HEY

これは昨年の対抗戦から対戦が望まれていたカードで、個人的にもかなり楽しみな一戦です。 この試合でYO-HEYが改めて評価される事になるでしょう。

 

マスター・ワト、田口隆祐、タイガーマスクvsアレハンドロ、宮脇純太、AMAKUSA

この試合は、凱旋間もない宮脇がどこまで存在感を示せるかという事に期待していますが、新日本でも昨年から覚醒しつつあるワトとの対決が、キーとなりそうですね。

唯一のJr.王者としてAMAKUSAは、格の違いを見せつけれるか?

 

オカダ・カズチカ、真壁刀義vs清宮海斗、稲村愛輝

そして昨年 悔し涙を流した清宮が、再びオカダと対峙。

あの時は格の違いを見せつけられましたが、今の清宮はスランプを乗り越え、N-1優勝、GHC奪取、武藤越えとあの時の悔しさをバネに、這い上がってきました。

リベンジと言う意味合いもありますが、ノアのエースとしても清宮にとっては、2度目の敗北は絶対に許されません。

 

しかしオカダもIWGP王者である以上、負けられないのは同じ事。

共に王者である以上は、ここでどちらかがフォールを取られてしまえば、即 団体の優劣に繋がってしまうので、昨年以上に負けられない一戦と言う事になります。

傍らに立つ真壁と稲村が、どこまで王者をフォロー出来るかが勝負の分かれ目になるかも知れませんが、稲村の爆発力にはオカダも気を抜けないでしょう。 清宮を差し置いて稲村が全部持っていっちゃう可能性もあります。

 

対抗戦の経緯からして、今回注目されるのはどうしてもLIJと金剛になりますが、前回はメインだったにも関わらずこの対決がその前座的な扱いになるのは、正直勿体ないマッチアップ。

それでもオカダと清宮の両エースの対決は、結果内容共に目が離せそうにありません。

 

清宮がどこまでオカダに食らいついていけるか? なんて事は言いません。

お互いがメジャー団体を背負う王者として、あくまで対等のレスラーとしての戦いを楽しみにしています。