凄まじい早さで、進化を続けるプロレス技ですが、プロレス技の中でも芸術品と呼ばれるのは、ジャーマンスープレックス
そのジャーマンも長いプロレスの歴史の中で、実に様々な形に進化を遂げていますが、数あるジャーマンの派生技でも芸術性が高く 最もスピード感が溢れるジャーマンは、バンディードの21プレックスじゃないでしょうか?
この技を最初に見た時は、驚きました。
まさか「あの体勢から、あんな事をして、あんな風にするとは!」って感じで。
21プレックスとは、リング内でロープを掴んで前のめりにへたっている相手に対して背後から走り込み、相手の背中の上で前転をして背中合わせになった際に、両足がトップロープに乗った反動を利用しながら後転して 相手のバックに降り立つや、その勢いのままジャーマンスープレックスを決める技。
バンディードのオリジナルの必殺技
この一連の流れをノンストップで決めるのだから、スピード感、説得力とどれを取っても必殺技として申し分ありません。
なかなか難易度の高い技だと思うのですが、これをサラリとやってのけるバンディードは、やはり運動神経の塊なんでしょうね。
初めて見た時は当然驚きましたが、普段見慣れない動きなもので、2~3回目に見た時も相変わらず「ここでこう来たか!」と驚いてしまった位に、個人的には衝撃の技でした。
まあ毎回パーフェクトに決まる訳でもなく たまにはミスもあります。
相手の背中の上で、もたついてしまい、どうにかロープを蹴って後転に成功出来たけど、結果的に勢いが全く付いていなかったので、全く意味の無い動きになってしまったと言うミスもたまにはありますが、これは仕方ない。
バンディードだって 人間だもの(笑)
それ以前に、こんな技を考案した発想が、まず凄いですよね。
プロレス界に存在する全てのスープレックスの中で、3本の指に入る程のスピード感溢れるスープレックスだと思います。
バンディードと試合した選手が、何故かロープを掴んで前のめりになる事が多いのには、突っ込んではいけません。
そういうもんなんです。