武藤敬司の引退は東京ドーム大会に決定

プロレス界に大きな話題を読んだ 武藤敬司の引退発表でしたが、来年2月の引退というだけで、その詳細に関しては長らく未定でした。

しかし9月7日、都内で会見を行い ついに詳細が発表されました。

 

Xデーは来年2月21日

そして舞台はなんと東京ドーム

「PRO-WRESLING”LAST”LOVE ~HOLD OUT~」。

 

カードや出場メンバーに関しては、まだ未定ですが、会場が東京ドームとは驚きでした。

以前から「ふさわしい舞台を用意する」とは上層部が語っていましたが、通常興行でも2005年以来 東京ドームには進出していなかっただけに、日本最大の大箱を利用して来た事に驚きでした。

 

大箱過ぎて集客の方が心配にはなってきますが、武藤の最後の勇姿を観る為に、最近プロレス観戦から遠ざかっていた人や 普段ノアを観ない人達も恐らく来てくれる事でしょう。

日本で最も東京ドームが似合うプロレスラーである武藤敬司の最後の花道に、東京ドームを用意してくれた事は、90年代から武藤を応援してきたファンとしては、ノアに感謝しかありません。

 

最後の試合なので出来る事ならば、武藤には大観衆で埋め尽くされた東京ドームという大舞台で、最高の気分で最高のファイトをして貰いたいと思います。

それには東京ドームに見合うだけのアンダーカードや武藤の対戦相手、パートナーにもそれなりのメンツは必要になってくるでしょう。

 

コンディションを考えると 恐らくタッグマッチが濃厚だと思いますが、相手やパートナーは「候補は居る物のあとは話合い次第」という事なので、現在は全くの未定。

武藤としては盟友であり、同時デビュー戦の相手でもあった蝶野正洋に、リングに上がって欲しかったようですが、蝶野はコンディションを理由にこれをやんわり拒否。

時間はまだあるので、武藤は説得する気満々な様ですが、最低でも解説席にくらいは座ってくれるんじゃないでしょうか?

 

引退試合と言えば、同期や同じ時代を生きた選手が、同じリングに立つ事が多く 武藤もそれを望んでいますが、武藤も還暦間近なので、同世代の人間がほぼ業界に残っていないんですよね。

武藤の同期や同世代の人間で、蝶野以外の現役の選手と言えば

船木誠勝、AKIRAは、共に新日本道場で若手時代を過ごした盟友だし、特に船木あたりは、現在の主戦場も同じなので可能性は高いでしょう。

現役では無くとも馳浩なんかは、いつでも一夜限りの復活を果たしてくれそうなので、ここも有り得ます。

少しだけ年齢は離れていますが、越中詩郎ヒロ斉藤もコンディション次第では可能性でしょうね。

 

同世代に限定せずに、武藤と関わりの深い選手ならば

棚橋弘至、SANADA、KAI、諏訪魔、河野真幸、稲葉大樹、征矢学、芦野祥太郎BUSHIアンディウーら かつての弟子達が、顔を揃えても感慨深い物がありそうです。

全日本時代やw-1時代に武藤を慕い、苦楽を共にして来たカズ・ハヤシ小島聡が、最後に武藤と並び立つのもプロレスならではのドラマを感じられますね。

 

意表をついて世代が上の藤波辰爾が出て来る可能性もあります。

武藤との関係性は言うまでも無く、年齢的に本来なら引退の順番は逆かも知れませんが、藤波はそれまで一切の接点が無かった田上明の引退試合にも顔を並べていた位なので、武藤の引退ともなれば、可能性は充分にあります。

 

こうやって どんな顔ぶれが、武藤の引退試合に華を添えてくれるのか?と想像しただけでもワクワクしますが、もうすぐ武藤が引退してしまうと思うと 同時に悲しくも有ります。

残された時間は僅かですが、我々ファンはそれまでの武藤のファイトをしっかりと目に焼き付け、記憶に刻み込むしかありません。

 

そして来るべき日が来てしまったら、会場で・・・モニター越しで、全力で武藤の最後のファイトを応援しようと思います。