KUSHIDAのジャパニーズレッグロールクラッチホールドwithジャーマンスープレックス

プロレスには、実に様々な種類の技がありますが、その中には複数の技を混ぜた複合技と言う物も存在します。

普通は複合技と言えば、例えば間接技と関節技だったり、基本的には同系統の技を掛け合わせる物。

しかし中には、丸め込み技とスープレックスと言う 全く全く異なる2種類の技を掛け合わせた技も存在していて それを編み出したのがKUSHIDA。

 

この何とも珍しい技が繰り出されたのは、2014年のバレットクラブとの6人タッグマッチで、その時の対戦チームには居たのは、ヤングバックス。

試合終盤にKUSHIDAが、マット・ジャクソンに、ジャパニーズレッグロールクラッチホールドを仕掛け
相手を転がして後はブリッジで押さえ込むだけの段階で、すかさずカットに入って来たニック・ジャクソンでしたが、冷静なKUSHIDAはそれを上半身だけでかわして、ニックを反転させて バックを取ると そのままジャーマンスープレックスでニックを投げつけ、尚且つ そのジャーマンのブリッジを利用して、ジャパニーズレッグロールクラッチホールドも完成させて 相手チームの2人を同時に、押さえ込んでしまうと言う驚きの技。

 

これで、強豪ヤングバックスの2人から、まとめてフォールを奪っているので凄い技です。


最も試合権利があるのはマットだけなのですが、この際細かい事は言いっこ無しです。

これは正直その発想に驚きました。 アイディアの勝利と言うか、一つのブリッジで二つの技を完成させれちゃうものなんですね。

1人で2人に対して仕掛けるだけの技なら プロレスには幾つか有りますが、違う系統の技を仕掛けて そのまま2人から同時にフォールを奪ってしまう技というのは、少し記憶に有りません。

 

KUSHIDAがこの技を開発した発想には脱帽なんですが、只一つツッコミを入れるとすれば、マットからジャパニーズレッグロールクラッチホールドで、フォールを奪うのは一瞬の丸め込み技なので有り得る話ですが、ニックから単なるジャーマンスープレックスでフォールを奪ってしまう事なんて絶対に有り得ないんですけどね。

KUSHIDAはそこまで、ジャーマンを得意ともしていないし ましてやフィニッシュにしたことなんて一度でも有るか無いか・・・・それなのにIWGPJr.タッグを何度も奪取している強豪のニックが、たった一発でフォールを奪われるなんて絶対に有り得ません。

でも この時は何故か一発で、あっさりやられてしまいました・・・

 

なんて事をイチイチ つっこんではいけません!

散々つっこんでおきながら言うのも何ですが(汗)

 

まぁ確かに、これをしょっちゅうやって 毎回これで決まってたら余りにも”お決まり感”が強いかも知れませんが、何でも無い普通の6人タッグマッチで一度だけ公開されて 恐らくそれ以降は出した事も無いでしょうから「アレは凄かった!!」と言っても良いんではないでしょうか?

何にせよKUSHIDAのアイディアの技です。