バレットクラブに大激震!しかしまだ波乱の予感

3·13 新日本プロレスの尼崎大会で、バレットクラブの分裂が決定的になり、これまで一枚岩を誇ってきた極悪集団に大激震が走りました。

 

今年2月に、インパクトレスリングの舞台で、バレットクラブリーダーのジェイ・ホワイトが、同門のタマ・トンガとタンガ・ロアに見切りをつけ決別。

これにより、日本国内のバレットクラブに不穏なムードが流れると同時に、メンバー達はどちらサイドに着くのか?と言う事が、大きな注目となっていました。

 

そんな中で迎えた この日のNJC2回戦では、EVILvsタマの同門対決が実現。

同門とは言っても戦前から、バチバチ火花を散らしていただけに、この日も荒れる事は予想されていましたが、タマのセコンドに邪道が着いた事で、この時点でハウスオブートーチャー(HOT) vs GOD&邪道の図式が出来上がります。

 

試合がいざ始まれば、やはり大乱戦に。

タマが見事なタイミングで、ガンスタンを決めた場面で、ディック東郷がレフリーのカウントを妨害すると 高橋裕二郎、SHOもリングに雪崩込みタマに暴行を加えていきます。

多勢に無勢で、タマの大ピンチの場面で颯爽と駆けつけたのが、石森太二&エル・ファンタズモ。

この2人は、タマ側に着くのか!と思ったのも束の間 石森がタマを押さえつけるとファンタズモが、サドンテス!

今まで、ファンタズモはサドンデスを出さなかったのに、まさかこの場面でタマに向かって発射するとは…加えて先日まで石森とファンタズモの間にも、不穏な空気が流れていたのに、全てはタマを欺く為の”仕掛け”だったのでしょうか?

 

そのまま必殺のEVILで、タマを叩きつけてEVILが因縁の対決に勝利。

ここから事態は、大きく動き出します。

 

試合後のリング上には、バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズも現れ 邪道とタマに暴行を加える中、たまらずタマの救出に現れたタンガ·ロアもファレのグラネードでマットに沈められます。

タマ、ロア、邪道の3人が、マットに横たわる結果となったのですが、オリジナルメンバーのタマが、バレットクラブのメンバーにボコボコにされるのは衝撃的で、特にこれまでずっと一緒にユニットを支えてきた ファレまでもが、タマを裏切ったのは驚きでした。

 

そして ここで最大級の衝撃が。

この様子を見ていたのか、ジェイの参謀である外道が、拍手をしながらリングに上がると、何と邪道に対してメリケンサック攻撃を見舞ったのです!!

この仲間割れに関しては、そんじょそこいらの仲間割れとは、大きく意味が違います。

 

1889年のデビュー以来”兄弟”として、常に共に活動してきて 30年以上に渡り日本マットを代表するタッグチームとして君臨してきた邪道外道が、遂に終演を迎えた瞬間でした。

躊躇無く兄弟に、振り抜かれたメリケン攻撃でぶっ倒れた邪道の脳裏には、一体何がよぎっていたのでしょうか?

 

タマ、タンガ、邪道は、バレットクラブを追放された形となりますが、この三人はこれからどうなっていくのでしょうか?

 

2013年のユニット結成からのオリジナルメンバーメンバーでありながら、追放となってしまったタマは、ショックを隠しきれないながらも

「自分の人生で唯一、心、プライド、情熱を注いできた物がこんな風に奪われてしまうなんて…。全てを捧げてきたのに! アイツらは恩をアダで返しやがった。ファレ、お前までもか…」

と怒りを露にする場面もありました。

これからはバレットクラブに復讐する為に、動き出す事が予想されますが、新たなユニットを立ち上げ、もしくは他のユニットに移動か、正規軍に合流?少し想像がつきにくい流れです。

 

そして一方で、ジェイ側に着いたのが

外道、EVIL、裕二郎、石森、東郷、ファレ、オーエンズ、ファンタズモ

ここにアメリカで、既に合流しているアンダーソンたちも加わる事になると、やはりこちらがバレットクラブ本流になりそうです。

 

EVIL「リング上で起こった事が全てだ。ここにいるヤツらが正しい選択をしたって事だ。良く分かったか。アイツらは中途半端な選択をしたから、一番嫌われ者になっただけだよ。いらねえって事だ。アイツらはBCのお払い箱だ」

ファレ「これこそがBCの力だ。よく聞け。メンバーに代わりはいるかも知れないが、クラブに代わりは効かない。BCは不滅だ」

外道「ジェイ、見てるか。任務は完璧に遂行したぞ」

 

バックステージで、メンバーでの発言から彼らはジェイに着くと言う事実は分かりますが、他のメンバーはともかくEVILに関しては、ユニット加入後からのジェイとの確執はどうなったのでしょう?

EVIL本人は「何も無い事」を強調していますが、ジェイの居ない間に、新メンバーを引き入れ、HOTまで勝手に作ったEVILに対しジェイは明らかに不信感を示していたし、それは ジェイがいつまでも来日しない事に対してのEVILも同じ感情な筈です。

ファンタズモも似た様な事を仄めかしていた事もありました。

 

果たして いずれジェイが来日を果たして合流をした時に、ジェイをリーダーとしてユニットは旨く存続していけるのでしょうか?

EVILが大人しく ジェイの下に着くのも考えにくいですが……

 

バレットクラブの内紛は、本当に終わったのでしょうか??

まだまだ一波乱ありそうな気もします。