望月の「船木」奪回なるか!? 

衝撃の金剛入りを果たした船木誠勝が、大事な金剛加入後の初戦で、エムズアライアンスの元同門の望月成晃によもやの不覚を取った事で、発展した船木vs望月のGHCナショナル選手権。

 

2月10日にタイトルマッチを控え、ここで望月は王座を取るのは大前提として、船木本人もエムズアライアンスに取り戻すと宣言しました。

「言動も全く変わってないので、純粋にエムズアライアンスと戦いたいのかなと。コスチュームが変わっただけで、何も変わってなかったなというのが戦った印象」

これが、望月の金剛加入後の船木評。

 

確かにコスチュームが赤に変わっただけで、ラフファイトに走る訳でもないし セコンドを使う訳でもないし 自分の立ち位置を変えたかっただけ・・・と言うのは本当にその通りだと思います。

かつての同門達と闘いたいと言う願望を明かしてはいましたが、だからと言って わざわざエムズアライアンスを唐突に抜けてまで、金剛加入をする必要は有ったのかなとは思うんですけど、そこは本人しか分からない葛藤もあったのでしょうね。

 

しかし望月は、それに待ったをかけます。

尊敬する業界の先輩だからこそ 同じチームとしてまだまだ一緒にやっていきたいと言う想いも有るのでしょう。

実は船木と望月は、2016年ドラゴンゲートでタッグマッチながらも対戦していて、試合後にシングル戦を約束していた過去があります。

あれから5年半の月日を経て実現した 船木との対戦で望月は燃えに燃えています。

 

船木も生半可な気持ちで、混合に加入した訳では無いだろうし 戻って来いと言った所で、戻ってくる筈も無いので、望月はそれならばと実力行使に出る構えを見せています。

良いですね。プロレスラーはリング上が全て。

試合に勝ってナショナル王座と供に、勝者の権限で船木を無理やりにでも引きずり戻せばいいんです。

 

もちろん船木としても、金剛加入初戦で敗れた上に、タイトルマッチでも敗れ 元いたユニットに連れ戻されるなんて カッコ悪い真似は死んでもしたくないだろうから それこそ死に物狂いで望月を返り討ちにしてくるだろうと思います。

両者の譲れない強い想いが有ればある程、試合は激しく・・・そして面白くなります。

  

望月は、船木にコツを教わったと言うストレート掌底を本人に試したいとも明かしており、状況によっては短期決着も辞さない構えも見せていますが、短期決戦は船木も得意とする所。

おそらく試合の”鍵”となるのは、ストレート掌底か両者が得意とするハイキック

この辺りの打撃技が、ポイントになるでしょうね。

 

「もしかしたら元同門とタイトルマッチをしていく絵があるのかも分からないですけど、僕が止めます。もし僕が勝ったらエムズアライアンスに戻って来てください。ベルトと一緒に戻って来てもらいます」

最後に望月は、こう語りましたが、望月にとって2.10の闘いは「GHCナショナル王座」と「船木誠勝」をかけた闘いと言えます。