船木が新ナショナル王者に!そして衝撃の金剛加入!

NOAHにまたもや大きな流れが起こりました。

1.22 大阪大会で行われたGHCナショナル選手権

拳王vs船木勝誠の一戦。

 

勝敗の予想が難しい一戦だったかも知れませんが、新日本との対抗戦を経て何かと話題になる事も多い拳王が、ここでベルトを落とす事はないんじゃないか?と言うのが僕の予想でしたが・・・

見事に大外れでした!!

 

スリーパーホールドをガッチリと極めて、何と3分58秒で拳王から完璧なギブアップ勝ち!

メインイベントで、パンクラスを思わせる様な5分以内の決着で、船木が新王者となったのです。まるでパンクラスを思わせる様な結末でした。

今の拳王が負ける事も・・・・こんな短時間で敗れる事も衝撃でしたが、試合後にはこの試合結果以上の衝撃が待ち受けていました。

 

試合後にマイクを持った船木は、新王者としての今後の抱負と大会の締めを行なうのかと思いきや、拳王への感謝の言葉を述べた後に、何とまさかまさかの拳王に向かって金剛加入の直訴したのです。

 

これは衝撃過ぎる展開です。

船木とは言えば、15歳でプロレス界に入ってからずっと優等生を絵に描いた様な選手で、全日本時代には自らが中心となったSTACK OF ARMSや、NOAHではエムズアライアンスなど ユニットに所属していた経験は有りますが、全て正規軍内のユニットの様な位置付けばかりだったので、金剛の様な反体制派集団への加入なんて、船木のイメージからして全く想像出来ない事でした。

 

思わずリング内に入って来たエムズアライアンスの同志である 丸藤正道と田中将斗に対しても船木は落ち着いた口調で

「丸藤選手・田中選手と試合がしたい」

「レスラーは中良しこよしじゃない」

「まだ俺は元気なんで、元気な内にもう一回やりましょう」

船木の覚悟を受け入れた丸藤達も 喧嘩分かれでは無く納得してリングを降りて行ったのですが、これは裏切りと言うよりも 今まで同じコーナーに立って丸藤や田中の素晴らしさを見て来たからこそ今度は、対角線のコーナーに立ちたかったと言う事だと思います。

この行動は、残り少なくなってきた プロレスラー人生を立ち位置を変えて 違う目線で挑戦してみたかった・・・と言う事なんでしょうね。

 

発展的移籍と言うべきでしょうか・・・拳王としては数分前にやられた相手なので複雑な想いは有ったかも知れませんが、覇王の離脱もあった現在の金剛において 船木の加入はこれ以上ない大きな戦力になる事は明白。

船木の差し出した手を握り返した事で、船木の衝撃の金剛加入が実現したのです!!

 

ここで拳王に断られたら、丸藤や田中にあんな事を言った手前 船木もカッコ付かない所だったので、とりあえすホットとしました(笑)

金剛の他メンバーとも握手を交わして 最後は船木を交えての金剛の決めポーズも披露。

 

少し相談?をしてから決めポーズに入る場面は、少しシュールでしたが、船木の金剛入りはNOAH正規軍にとっても 脅威と言えるでしょう。

拳王・中嶋・船木の3TOPは強烈すぎます。

そして打撃が恐ろし過ぎます。

 

バックステージで、”船木さん”と言っちゃったり、敬語で喋っちゃったり、大先輩にちゃんと敬意を払っている拳王が少し可愛かったです。

 

それにしても最近のNOAHの攻めますね。

ここまで衝撃的な、ユニット間の移籍は久しぶりです。 

 

NOAHから・・・

金剛から・・・

そして”赤の船木勝誠”に注目です!