新日本で乱れる2本のIWGP

新日本プロレスは、G1の興奮も冷めやらぬ内に早くも 新シリーズに突入。

これから来年の東京ドームに向けて、新たな闘いが始まっていく訳ですが、いきなり物議をかもしだしそうな流れになりました。

 

G1明け会見で、オカダ・カズチカは飯伏幸太を待つ証しとして4代目IWGPを預けてくれと、菅林会長に直訴。

「検討します」と即答は避けた菅林会長でしたが、そんな中で迎えた新シリーズ開幕戦。

 

セミファイナルの6人タッグに出場するオカダが入場してくると、その肩には4代目IWGPが!

と言う事は、オカダの要望が会社に認められたと言う事なんでしょうか?

 

そこの部分は明言はされていませんが、あくまで4代目IWGPはタイトルとしてではなく、挑戦権利書代わりと言う事ではあるんですけど…

う~~ん

何だかなぁと言う感じです。

 

どうにも新日本と言う会社は、内藤哲也の要望には全然答えてくれない癖に、その反面 オカダや飯伏の要望なら、すぐに通っちゃう節がありますよね。

内藤がしょっちゅう その事についてグチグチ言いたくなるのも分かりますよ。

 

いくらタイトルでは無いと言っても、一旦封印されたベルトを「出してください」「どうぞ」みたいなノリで簡単に、表舞台に引っ張り出してくるのは、どうかと思うんですけど。

僕もIWGP世界ヘビーには、反対していたクチですけど、統一が正式に決定されてIWGPヘビー級は統一されたのであれば、そう簡単には表舞台に出すべきものじゃないと思います。

 

そもそもベルトを挑戦権利書にする意味も分からないですしね。

勿論、考え方は人それぞれなので、何が正しいのかは分かりませんが、少なくとも仮に権利書代わりとはいえ、4代目IWGPとIWGP世界ヘビーの2本ものIWGPがあるのは、余り好ましい事ではないと思います。

 

インターコンチネンタルや、USヘビーは例えIWGPの冠がついていても目指す方向性が違うベルトなので、大した問題はないのでしょうが、新日本最高峰のIWGPヘビー級の理念を引き継いだIWGP世界ヘビーとの同居は、統一した意味その物が揺らいできてしまいます。

新日本プロレス内で、同じIWGPが2つも存在しているのは、如何なものでしょう?

 

海外で、ウィル·オスプレイが持参している無駄にクオリティの高い偽IWGP世界ヘビーのベルトも入れたら 3つものIWGPが乱立している事になりますね。

もう みんなが好き放題IWGPを掲げ出したら、訳が分からない事になっちゃいます。

 

いつ どんな形で、このIWGPの乱立問題に決着がつくのでしょうか。