6月13日に行われた NOAHの三沢光晴メモリアル2021で、一つの乱入劇が起こった事で、何とも刺激的な初遭遇が実現しそうな運びとなりました。
事の発端となったのは、拳王vs井上雅央の試合後の事。
勝利した拳王が、マイクを持ちカメラに向かってアピールしている最中に、何と拳王の背後にいつの間にか、音もなくグレート·ムタが忍び寄っていたのです。
気配に気づき振り返った拳王に対して ムタの毒霧が炸裂し 完全に不意をつかれた拳王は、悶絶してしまいます。
この展開には、かなり驚きです。
いくら武藤敬司(ムタ)が、NOAHに入団したとは言え、これまで何の接点もなかった拳王に対して まさかムタがここで、仕掛けてくるとは思いもしませんでした。
そのままムタは引き上げていきましたが、ここまで やられた以上は、拳王も黙っている訳にはいかないので、両者の対戦はほぼ決定的。
27日の配信試合で、ムタの指名試合が予定されており対戦相手は、Xとなっていましたが、恐らく そこに拳王が入る事が濃厚でしょう。
それにしても 丸藤正道に敗れて王座を失った武藤の方は、すぐにリベンジも考えてないだろうし 暫くはテーマの無い闘いが続くものだと思っていましたが、武藤の活躍が落ち着くと同時に姿を現したムタは、早くも美味しそうな獲物を見つけたと言う事ですね。
昔から武藤が沈んでいる時は、ムタが現れると言うのは定番でしたが、今回も例に漏れず姿を現しました。
基本的にムタは、これまでNOAHの選手とは、大した絡みも無かったので、どの選手と対戦しても新鮮なのですが、その中でも最も刺激的な選手に目をつけた辺りは、ムタの嗅覚はさすがと言うべきでしょうか？
ムタvs拳王は、ワクワクします。
蹴りを得意とする拳王だけに、サンドバッグの様にムタを蹴りまくる拳王の姿は、容易に想像できるし その蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューに切り返すムタの姿も想像できます。
そして何といっても どんなタイミングで毒霧が飛び出すかが、楽しみですよね。
もう この対戦が決定的と言うだけで、27日の配信試合は一気に注目の大会になりました。
最後にムタが、拳王を襲撃して引き上げる際に、撮影用のドローンに毒霧を吹き掛けたのもムタWORLD全開って感じで良かったです。
毒霧をかけられたドローンは、そのままマットに不時着して動かなくなってしまいましたが、最新機器をも機能停止させるとは毒霧 恐るべし！！
この刺激的な初遭遇は、もしかしたら相手よりもインパクトを残した方が、ある意味 勝ちと言えるかも知れませんが、やはり気になるのは勝敗部分。
果たして最後にリングに立っているのは、どちらになるんでしょうか！？