ジェイクCC悲願の初優勝!2強時代へ

全日本プロレス 春の風物詩チャンピオンカーニバルも激戦が続く中 大盛況のうちに幕を閉じました。

今年のチャンピオンカーニバルで、優勝トロフィーを手にしたのは、ジェイク・リー。

決勝戦で、若きエース宮原健斗を降し 悲願の初優勝を果たしています。

 

ここ数年のジェイクの成長は目を見張る物があり 今年度が初優勝と言うのが、不思議な位の充実ぶりだったので、このジェイクの優勝はまぐれでも何でもなく文句の付けようもない物でしょう。

 

一度プロレスを引退して 総合格闘家に転向後 数年後にプロレス復帰したと言う経緯がある為に、しょうがないとは言え実際のキャリアよりも下の選手と同列に扱われたりと悔しい思いをジェイクは、して来たと思います。

くわえて今回 優勝を争った宮原健斗は、ジェイクと同じ32才。

駆け上がりのジェイクとは対照的に、宮原は三冠ヘビー級、チャンピオンカーニバル、王道トーナメント、世界タッグ、アジアタッグ、最強タッグ・・・と全日本の主要タイトルを総ナメにしており、紛れも無く全日本の誇る若きエース。

ポジション的には、ジェイクの遥か彼方を走っていました。

プロレスキャリアに空白の期間があるとは言え、これが悔しくない筈は無いでしょう。

 

だからこそジェイクは、必死になって走ってきて そして宮原を倒してのチャンピオンカーニバル優勝と言う大きな勲章を手にする事に、大きな感動が有った訳です。

 

ジェイクにとって 王道トーナメントは、2019年に優勝していますが、全日本の最高峰のリーグ戦チャンピオンカーニバルだけは、今まで手が届かなかった勲章。

ようやく優勝出来た事はとてつもなく大きい事ですが、これで宮原を越えたとは、まだまだ言えません・・・しかし少なくとも射程距離には捕えたと思います。

 

宮原に勝利するのは、今回が初の事では無いので、宮原としてもジェイクはとっくに無視出来ない存在になっているでしょうから、諏訪魔を別格とするなら

表のエース宮原に対して 裏のエース・ジェイクと呼べる所まで、ジェイクは上がって来ていると思います。

 

これまでのジェイクは、どうしても実績的に、宮原と並び称するには見劣りする所があったのは事実ですが、これで かつてのジャンボ鶴田と天龍源一郎の様に、2大エースとして全日本に並び立ったのではないでしょうか?

 

ただ一つジェイクに足りないのは、全日本最高峰の王座である三冠ヘビー級のみ。

今回チャンピオンカーニバルを優勝した事で、当然 現三冠王者・諏訪魔に挑戦表明をして挑戦が決定しましたが、ジェイクはこの三冠戦 何が何でも勝たなければなりません。

三冠王者の肩書が有るのと無いのでは、全然違いますからね。

完全に宮原を越えるには、三冠は必須アイテム

 

新世代は、宮原の独走よりも 対抗できるエース格が居た方が、絶対に内部の戦いも盛り上がるし 活性化にも繋がります。 

新の2大エース時代を迎える為には、死に物狂いで三冠を奪い 鶴龍時代や四天王時代に負けない”現在”の全日本プロレスを作っていって貰いたいです。

 

これからの全日本プロレスが、新時代を迎えれるかはジェイク・リーにかかっています。