ジュース&フィンレーの成長を見せてやれ!

新日本プロレスのジュース・ロビンソン&デビット・フィンレーの2人が、インパクトレスリングに電撃参戦。

 

元IWGPタッグ王者であり成長著しい2人だけに、最近は日本での活躍が減っているのが寂しい所ですが、日本から遠くはなれた地でも しっかりと成長の証を見せています。

ジュース&フィンレーのタッグとして インパクトのリングに立った2人は、アダム・ソーンストウ&ラスター・ザ・レジェンド組と対戦。

息の合った連携からのジュースのフロッグスプラッシュで、見事な勝利を挙げています。

 

IWGPタッグ

ワールドタッグ優勝

タッグチームとしても新日本で、立派な実績を残しているだけに、インパクトでもその実力を見せつけてくれるのは、新日本ファンとしては嬉しくなって来ますね。

 

しかし ここで事件がおこります。

勝利の名乗りを受ける2人の前に、入場ゲートに姿を現したのは何とカール・アンダーソン&ルーク・ギャローズの2人でした!

この4人は、同時期に新日本に在籍していた事がある間柄なのですが、アンダーソン達が、新日本のタッグ戦線の第一線で活躍していた頃 ジュース&フィンレーは、一介の外国人留学生として まだまだヤングライオンと呼ばれていた時代でした。

 

その当時は、この両チームには、とんでも無い差が確実に有りました。

しかしアンダーソン達が、2016年頭に新日本を離脱してから ジュース達もメキメキと頭角を現して来て 今や新日本のトップクラスと渡り合うだけの実力を身につけつつ有ります。

でもアンダーソン達からすれば ジュース達の活躍は例え耳にしていたとしても本人達の感覚からすれば やはりあの時のままなんでしょう。

 

「ボーイズが適したテリトリーに来てくれて嬉しいよ。『ああ、マシンガンやギャローズのバッグを新日本の巡業バスに運んでたなぁ』とか思い出しただろ?」

「俺達は歓迎している。一緒に飲みに行こうぜ。俺達の方が断然稼いでいるから奢ってやる」

と あの時のままのグリーンボーイ扱いで、完全にジュース達を格下と舐め切った態度。

 

アンダーソン達が居なくなった後の新日本で、ジュース達がどれほど死に物狂いで頑張って来たか・・・アンダーソン達がWWEでストーリーに絡めない間もジュース達は、内藤哲也やケニー・オメガらに何度も喰らい付いて行きました

何度も何度もハネ変えされて それでも立ちあがり タッグチームとしては、IWGPタッグもワールドタッグも制覇。

ジュースに至っては、シングルでもジョン・モクスリーとやり合うほどの成長ぶりを見せつけ IWGP・USヘビー級王者に輝いた事もあります。

 

ここまでの実績を積み重ねて来たプライドが有るからこそ かつての先輩とは言えアンダーソン達に、いつまでも若手扱いされていたのでは、黙っていられなかったのでしょう。

「ハッキリさせておくが、今は2015年じゃない。俺達はヤングライオンじゃないし功績を積んできた」

ジュースのプライドが、爆発した瞬間だと思います。

 

いつまでもあの時の俺たちだと思うな!!そう ハッキリと言い放ちました。

このセリフには、新日本でずっとやってきた誇りと意地が垣間見えたし 頼もしさすら感じさせました。

 

アンダーソン達は若手だと思っていた2人に、予想外の応戦をされて頭にきたのか、一触即発のムードになってしまいます。

この場は、どうにか これで収まりましたが、ここまでなってしまっては解決する方法は、もはやリング上で現在の両者が、ぶつかり合うしかないでしょう。

それが一番近道で、お互いが納得できる形だと思います。

 

確かにアンダーソン&ギャローズは、タッグチームとしては、一流で実績も申し分ない強豪チームです。

しかし今のジュース&フィンレーも決してヒケを取らない筈です。

 

新日本をホームに選んで 闘い続け 成長を続けて来た2人の力を今こそ かつて先輩達に見せつけてやって欲しいです。

恐らくこれは全ての新日本ファンの総意でしょうね。

 

 

この新日本的にも馴染みの深い両チームの決着戦は、一体どこのリングで行われるのか?

そして どんな結末になり、どちらが意地を見せるのか?

 

ここ最近は新日本とAEWの関係ばかりが、クローズアップされてきましたが、新日本とインパクト・レスリングの関係も目が離せなくなって来ました。