金丸義信「タッグって言うのは別に合体技だけじゃねぇよ」

ここ数年の新日本プロレスでは、所属選手達は勿論のこと 新日本に活躍の場を求めてやって来る外国人も含めて正式なタッグチームが、数多く存在してきました。

勿論1990年代位にもタッグチームは、存在していましたが現代と違うのは、そのフィニッシュでしょうか。

 

タッグチームの代名詞と言えばツープラトン。

過去に比べて現代では、ツープラトンによるフィニッシュが圧倒的に多いんですよね。

 

当然それが駄目と言う訳では、無いです。 

90年代は、ツープラトンのフィニッシュを得意にしている常連のチームと言えば、ヘルレイザーズやスタイナーブラザーズくらいで、それでも毎回ツープラトンではなく 個人の必殺技で、試合を決める事も多くあり 今に比べるとフィニッシュのバリエーションは、各段に豊富でした。

最近のタッグ屋は、洗練されたツープラトン故に、フィニッシュもツープラトンに拘っているように感じます。

 

別にどちらが、良いとか悪いと言う話では無いですが、金丸義信がこの最近の風潮について語っていましたね。

 

「タッグって言うのは別に合体技だけじゃねえよ」

 

その通りだと思います。

ツープラトンは、タッグならではの華ですが、そこに拘る必要も無いんですよね。

 

金丸は、エル・デスペラードと組んで、IWGPJr.タッグ王座に君臨していますが、最近のチームにしては、珍しくツープラトンは、ほぼ有りません。

フィニッシュに至っては、金丸かデスペラードが、それぞれ単体の必殺技で、決めています。

 

先程も言いましたが、どちらが良いか悪いかではありません。

でもツープラトンに拘る必要は、全くありませんし、単体でのフィニッシュに拘る必要も有りません。

 

ただツープラトンに拘るチームが多い現代では、ツープラトンに全く拘らない金丸&デスペラードは、異色なタッグチームとも言えると思います。

これはタッグチームとして強烈な個性。

そこが面白い所であり 強豪ひしめく新日Jr.のタッグ戦線で、常にトップに位置し存在感を放っている理由の一つだと思います。

 

金丸&デスペラードには、このままシングルプレイヤー同士が、同じコーナーに居るだけの様なタッグチームで居て欲しいですね。